『月屋形事件』 感想 攻略 考察

かーめるん

パスティーシュ・ノベル、『月屋形事件』についての感想・攻略・考察です。

原作:甲賀三郎、シナリオ:KaTana氏
制作サークルは言ノ葉迷宮様。制作サークル様のHPはこちらです。 → 言ノ葉迷宮



月屋形事件 タイトル画面 スクショ



『月屋形事件』は、推理小説家・甲賀三郎原作の『お初桜事件』『贋紙幣事件』の設定を借りたパスティーシュ・ノベルです。

パスティーシュ・ノベルは簡単に言うなら、原作の作風を模倣した二次創作小説です。
印象としてはパロディに近いのでしょうか。

ミステリの世界では、二次創作作品を「パスティーシュ」と呼称することが多いようです。
たとえば世界一有名な探偵小説である「シャーロック・ホームズ」シリーズは、数多くのパスティーシュ小説が執筆されていることでも有名です。


『月屋形事件』は、上記二作品に登場した「風岡少年(ワトソン的主人公)」と「森君(ホームズ的立ち位置の友人)」のその後を描いた作品です。

つまり原、作を読んでいればさらに楽しくプレイできること請け合いです。
もちろん原作を知らなくても十分に面白い作品だと思いますが。


言ノ葉迷宮様は、『お初桜事件』『贋紙幣事件』のゲームライズド・ノベルを制作されています。
原作の雰囲気を尊重したとても読みやすいつくりになっているので、そちらもオススメです。



※1996年時点で作者の死後50年が経過し、原作の著作権は消滅しています。


以下、作品の詳細な感想や攻略情報です。ネタバレを含みますので、未見の方は充分にご注意ください。



*****



この記事の内容は以下の通りです。



※『月屋形事件』のみならず、原作のネタバレを含みます。特にプレイ時の感想や攻略についての項目ではストーリーの核心部分について触れるので、未見の方はご注意ください。






登場人物とあらすじ



まず、原作からの登場人物と『月屋形事件』の簡単なあらすじについて説明します。


『お初桜事件』と『贋紙幣事件』、そして本作に共通する主人公は「風岡」という少年です(名前は不明)。

風岡少年には、森春雄(通称「森君」)というめっぽう頭の良い友人がいます。



月屋形事件 森君 スクショ

考える森君。後方に見えるのは月屋形のシンボル・月の円盤



ホームズポジションの森君が颯爽と事件を解決し、ワトソン役の風岡少年がそれに同伴する。

原作はそういった王道的な探偵小説のスタイルを採用しています。

中学生コンビということで、物語はもっぱら「身内に起こった不幸な出来事のせいで困り果てている同級生がいる」というところからスタートします。

原作の特徴としては、

・論理性の重視(甲賀三郎の信条)
・理化学知識の採用
・流血沙汰の起こらないジュブナイルな雰囲気


などが挙げられます。


次に『月屋形事件』のあらすじを書きます。

お話は『お初桜事件』と『贋紙幣事件』の後日談として始まります。

風岡少年と森君の同級生である「氏原君」の家で、事業資金が盗まれるという事件が発生します。
もしお金が戻ってこなければ、氏原君のお父さんは財産のみならず事業家としての信用も失い、氏原君は学校を辞めなければなりません。

以前にも二度ほど窮状に陥った同級生を救ったことのある森君は、「氏原君たちに話を聞いてみよう」と風岡少年を誘います。

かくして二人は氏原君の住む洋館、通称「月屋形」を訪れることになりました。

果たして二人はお金を取り戻せるのか?
下手人の正体は、その動機は?


主人公である風岡少年の行動により、エンディングは9つに分岐します。






『月屋形事件』の魅力



言ノ葉迷宮様の作品の中では、かなり後の方にプレイした作品です。もちろん事前に『お初桜事件』と『贋紙幣事件』のゲームライズド・ノベルをプレイさせて(読ませて)いただきました。

個人的な好みですが、同サークル様の作品の中では一番と言っていいほどに好きな作品です。

ヒントを見ずに自力で事件を解けた!という嬉しさもこの作品が好きな理由の一つです。本気で真相について考えていた分、喜びは望外のものになりました。


個人的な思い出は別として、パスティーシュ・ノベルとしてもミステリADVとしても非常にレベルの高い作品だと思います。

『deep-sea fishes in gloom』や『幽霊相談室』、『わたしには聞こえる』といった同系統の作品を経て高まった期待感は裏切られず、とても濃く楽しいプレイ体験をすることができました。

≪関連記事:『deep-sea fishes in gloom』 感想


「考える楽しさ」を味わわせてくれる言ノ葉迷宮様の作品は本当に素晴らしいと思います。


『月屋形事件』の良さは、言ノ葉迷宮作品の持ち味と原作独特の空気感が絶妙に噛み合っているところにあると思います。

筋道だった論理の展開が生み出す面白さは、同サークル作品の大きな魅力の一つです。

またドライ過ぎずウェット過ぎず、どこか穏やかで知的なストーリー展開も同じく魅力的な要素だと言えるでしょう。

だからこそ論理性を重視し、血生臭くないジュブナイルな空気感が印象的な甲賀三郎の原作とは、元々親和性が非常に高いのです。

もちろん両者の個性がうまく響き合っているのは、原作へのリスペクトやキャラクター再現度の高さと、シナリオ自体の面白さあってのものだと思います。

何よりもまず原作への愛着と敬意が見て取れるので、パスティーシュ・ノベルとして素晴らしいと思いました。
分岐豊富なシナリオの面白さについてはあえて言う必要もないかもしれません。






甲賀三郎原作への忠実さ



原作二作の魅力というと、変に血の流れない平穏な雰囲気と、頭が良く度胸のある森君とのんびり屋で人の好い風岡少年のキャラクター性だと思います(論理性の重視については言うまでもないので、この項目では外します)。

そして『月屋形事件』は、その二つに忠実につくられたものだと感じました。

たとえば話の導入で、主人公は同級生の氏原君について以下のような説明をします。



月屋形事件 氏原君 スクショ



この場面、『お初桜事件』を読んだことがあればニヤリとしてしまうのではないでしょうか。

というのも主人公の風岡少年は、同作でよく似た(森君と)同級生の紹介をやっているからです。

この紹介の後に氏原家の窮状が語られるますが、その直後には風岡少年のお母さんが登場し、事業家というものについて厳しい意見を述べます。

この流れもやはり、『お初桜事件』や『贋紙幣事件』の導入部そっくりです。


つまり「氏原君紹介→母のお言葉」の一連の流れは、原作を忠実に再現しているんですね。

この導入部には、お人好しで優しい風岡少年のキャラクター性をアピールしつつ、この作品で起こるのが残虐な殺人事件などではないことを暗示する重要な役割があるのではないでしょうか。

そして『月屋形事件』における導入は、その二つに加えてもう一つの役割をも果たしていると私は思います。

それは、「原作に忠実にやっていきますよ」という所信表明です。


パスティーシュ小説といっても色々ありますが、『月屋形事件』は導入部をあえて原作そっくりにすることで、作品全体の方向性を原作に寄せることを示しました。

だからこそ原作二作を読んできた読者は、すんなりと地続きの『月屋形事件』の世界に入り込むことができるのです。

もちろん『月屋形事件』には言ノ葉迷宮作品ならではのオリジナリティが盛り込まれています。
雰囲気を損なわない程度に平易になった言葉回しや、挿話エピソードの存在などが挙げられるでしょうか(あとメイドさんの存在も)。

それでも全体を貫く空気感は原作から離れず、風岡少年や森君といった原作キャラクターの再現にこだわりが見えるのは明らかです。

最初にカッチリと原作に寄せ、遊びや独自性を交えつつも原作の雰囲気は壊さない。

この見事なさじ加減あってこそ、『月屋形事件』は優れたパスティーシュ・ノベルたりえているのだと思います。






ストーリー雑感



先ほど書きましたが、「盗まれた大金を取り戻すこと」が物語上の最大の目的です。

その上で「犯人の正体」「犯行の動機」なども解明できれば、より真相に近いエンディングに到達可能です。



物語のキーパーソンは風岡少年?



プレイヤーが操作するのは風岡少年ですが、『お初桜事件』『贋紙幣事件』から引き続き、物語内最大の探偵は森君です。

もちろん展開上、事件関係者の事情聴取を行うのは風岡少年です。
しかし実際のところ、能動的に事件を解決しようとする必要はありません。

森君に事前に頼まれた通りに情報を集め、その情報を正しく伝えることができれば、森君は独自に動いてお金を取り返してくれます。

森君は今回の事件について、「お金はもちろん取り返すが、犯人を突き止める必要はない(未知の事柄はそのままにした方がいい)」と考えているのです。

そのため、積極的に事件の犯人を追及する方向へ動こうとはしません。おそらく彼は、犯人の正体を察しているのでしょう。


だからこそこの事件がどう転ぶかは、風岡少年(プレイヤー)次第と言えます。

森君の協力者に徹するか、未知の事柄を知りたいがゆえに探偵役に名乗りを上げるか。

物語上のポジションがガラッと変わってしまうわけですから、風岡少年にとっては一大事です。

「あくまで事件を解明したい(その用意がある)」という森君への決意表明が、ストーリー中の山場の一つとして扱われているのも納得の構成と言えます。



キャラや推理面の感想



古風な言い回しや古き良き時代といった印象の空気感が好きなので、このゲームの世界観は心地よかったです。

森君や風岡少年のキャラクターだけでなく、このゲームのオリジナルキャラも生き生きと描写されていました。


推理面についてはかなり歯ごたえがあります。
というより、犯人や証拠を答える場面に持っていくまでが大変でした。

あるエンドの意味を考えることで新展開への道筋に気づいたり、実際に試してみて成功したときのドキドキワクワク感を楽しんだり……「そういう風に転がっていくのか!」という快感続きでした。

クライマックスまでは分岐の積み重ねによる変化を見る楽しさ、クライマックスでは本腰を入れて推理する楽しさ……と一度に二度美味しい構成になっていたと思います。


トゥルーエンドとも言えるエンディング07はとても後味が良いです。

それこそ原作の爽やかなめでたしめでたし感に通じるものがあると思います。






プレイ時の感想と推理



ゲームフォルダ内に「ゲームのヒント」が入っていますが、そこに「(このゲームの)難易度が低くない」ということが明記されています。


実はエンディング06(事件のトリックと犯人を解明)に到達できず、途中で詰みかけました。

※01→07の順で事件の真相に迫っていく。

しかし結果的には、ほぼ自力で事件を解明しました。しかも、エンディング06の核心的なヒントが提示される挿話14が解放される前に。

もうこれについては完全なる自慢(になるのか?)です。本気で考え込んでいたので、解けたときは小躍りしそうになりました。


まず私は推理するのが得意ではありません。
そして推理ゲームの場合、犯人像も事件の輪郭も描けていないならいたずらに試行しても仕方がないと思っています。

だから公式ヒントなども見た上でどうしても分からなかったら、さくっと攻略情報を見てその後のストーリーを確認することが多いです。
邪道な気はしますが、もともと物語部分を楽しみたい気持ちの方が強いので。

しかし『月屋形事件』については、絶対に外部情報は入れないと決めていました。
雰囲気がとにかく良くてツボにハマったゲームだったので、なんとしても自力で解きたいと思ったからです。

こういうことを思ったのは、近い時期だと『落葉の大地を走れ』というRPG作品をプレイしたとき以来でした。


まず「ゲームのヒント」の、「PCから離れ、リラックス」「時間を置いて考え直してみるのが有効」という項目を実践。

具体的に言うと、数日間ゲームに触れずに放置しました。正直なところベッドの中でも気になって眠れないレベルでのめり込んでいたので、良い冷却期間になりました。


その後、あらためて頭からプレイ。

冷却期間中にとある人物を犯人ではないかと思い始めたのですが、再プレイで「やっぱり状況的にこの人だろう」という感想を得ました。

問題は「証拠」「証拠が関係する場所」でした。

当てずっぽうに入れても当たるはずもなく、失敗した風岡少年が森君に慰められる場面を見るばかりです。そうなると、犯人についての確信もどんどんと揺らぎ始めます。

やっぱり無理だ、これはまた数日間寝かせるべきか……そう思いつつ既読スキップで最初からざっと流していたとき、ふと気になった場面がありました。

なんということもない日常会話シーンです。
しかしよくよく読めば、ある人物妙な反応をしていたのです。

引っかかりを感じつつ更に進めると、あの部屋でのあるものについての森君の言及に、より強い引っかかりを覚えました。

これだ、証拠とそれに関係のある場所はきっとこれだという感覚です。

こういうときに神が舞い降りたというのかどうか。ドキドキしながら「犯人」「証拠」「証拠に関係のある場所」を打ちこんでみると、見事にヒット。思わずガッツポーズです。

動機については、事件のキーパーソンが絡むならここしかないだろうと思ったのであまり迷いませんでした。


ついに風岡少年は、未知の事柄を解き明かしたわけです。
あのときの興奮と快感は、筆舌に尽くしがたいものがありました。

感想部分が長くなりましたが、それだけ谷あり山あり、濃厚で楽しいプレイ体験でした。

個人的な山場は、祖母攻略とクライマックスの推理場面です。

頭のリフレッシュの過程を含め、考えることは楽しさを通り越して快感さえ与えてくれるんだなと実感しました。






エンディングと攻略



上で散々自力で考えると面白いと書いておきながらアレですが、一応攻略の手順をまとめておきます。ネタバレにご注意ください。



森君の協力者エンド

エンディング01
森君の依頼通り事情聴取を行う。正しい情報を森君に渡せなければこのエンド。

エンディング02
「克己」を騙って祖母の部屋に入るも、嘘がバレて追い出されるとこのエンド。

エンディング03
森君の依頼通り事情聴取し、正しい情報を渡せればこのエンド。
克己の性格・印象については事情聴取から分かることを詳細に答える。何につけても的外れな答えを返さないように気をつけること。他の情報が正しければ名字は分からなくてもOK。
グッドエンドだが何も分からないまま。



未知エンド

克己の名字を当てることが前提条件。
「しはら」を名乗って祖母の部屋に入り、克己として完璧に振舞う詳しくは下)。

エンディング04
トランクを開ける前に犯人と証拠が「わからない」と答えるとこのエンド。
グッドエンド。しかし未知は未知のまま。

エンディング05
犯人と証拠が「わかる」と答えた上で、証明に失敗するとこのエンド。
風岡少年としては恥ずかしいが一応グッドエンド。



時空ねじ曲げエンド

本来克己の名字、「しはら」は漢字でどう書くのかわかりません。しかし挿話エピソード内で、「しはら」と読める名字が漢字で提示されることがあります。
その名字を、祖母の前で答えると……。

エンディング08
挿話03の中にヒントがあります。初見で心底驚いたのを覚えています。殺伐。

エンディング09
挿話04の中にヒントがあります。ここで、挿話エピソードの立ち位置が示唆されます。



探偵エンドとも言えるエンディング06/エンディング07は、犯人と証拠の正答が前提です。

その上で動機がわからなければエンディング06、動機を提示し完全解明すればエンディング07になります。

ただし、最後の推理の答えはさすがに書きません。

挿話14を読み、「初めて月屋形に向かうシーン」「隠し部屋での森君の呟き」を読み返せばピンとくると思います。


以下は詳しい攻略の手順です。




前段階

・事情聴取の際の3つの質問は分岐に影響しない。ただし必要な情報を得たいなら、適当な質問をしなければならない。

・絶対に聞くべきことは、森君からリクエストされた「克己」について。彼の性格・趣味・振舞い、そして祖母の前での態度について情報を集めておく。

・氏原父と氏原正男には、「ご先祖について」尋ねておくとヒントっぽい情報を入手できる。舟木には、「カルスト地形」について尋ねるとよし。

・事情聴取の中で、克己の名字を推量する必要がある。氏原正男や舟木がヒントを言ってくれるので、色々と試すとOK。

・実は茅吹に質問する時間をとると、エンディング07へのフラグが折れるので注意。茅吹を引きとめると、後で舟木からリストを貰えなくなる。




祖母の攻略

他エンドでの森君と同じく、「克己」に成りすますこと。

克己は周囲の人間に対し高圧的かつ反抗的に振る舞っていた。
しかし、唯一氏原君のお祖母さんにだけは礼儀正しく控えめに接していたので、そこのところを意識する。

・入る時:「しはら」と名乗る。「克己」と名乗ると名字を知らない扱いになり、最後には追い出されるので注意。

・毛筆:名字は漢字ではなくひらがなで。

・呼びかけるとき:「お祖母さま」と呼ぶ。

・正男への対応:正男を「正男」と呼び捨て、高圧的に接する。

・甲冑について:「洋館には西洋甲冑に限ります」とおもねったり、「あとで見せていただきます」と丁重に返事。

・興味のある学問:「地質学」。舟木に「カルスト地形」について尋ねるとこの情報が得られる(が、おそらくは気づかない。他エンドから推量するのも一手)。

・最後に聞くこと:「抜け穴」「抜け道」「鍾乳洞」など。




動機当てについては、分からない場合は最悪総当たりでもOKだと思います。




*****



『月屋形事件』は、挿話エピソードでその外側の話についても語られます。

挿話エピソードではたとえば、甲賀三郎原作が好きな二人の若者が「主人公の風岡は男なのか女なのか?」について熱い論戦を繰り広げたりしています(結局プレイヤーとしては、男と断定できる根拠は見つけられず終いですが)。


ところで『月屋形事件』の本編は、「挿話エピソードの『風岡(本名:茜)』が見つけた謎の小説」という扱いでいいのでしょうか。

甲賀三郎の原作が大好きな少女こと茜は、犯人が提示されない結末にもどかしさを覚えた。だから、幼なじみの「森君(本名:早川)」に付き合ってもらって事件の検証をやり始めた……という。
「森君ごっこ」というのは、頭の切れる早川に森君を演じてもらい、その考えを参考にしつつ事件の謎を解こうとしたことを指しているのだと思います。

しかしエンディング09や挿話13で、実際に二人が月屋形らしき場所にいるのはいったいどういうことなのか。『月屋形事件』は、実在する茜たちの近所の館をモデルに描かれたものなのでしょうか。それともSFチックに頭の中にパラドクスを?

挿話14、挿話15の立ち位置も気になります。風岡少年と話しているのはどうやら女性であり、月屋形事件の詳細を聞き出そうとしています。

対話相手の女性は茜で、物語内の人物である風岡少年とのおしゃべりを夢想している……という体なのでしょうか。



『月屋形事件』をプレイしていて思ったのは、「制作者様は甲賀三郎原作が相当好きなんだろうな」ということでした。

よほど読み込まないと、そして思い入れがないと、ああいった完成度の高い本編や突っ込んだ挿話エピソードは書けないと思います。

何かへの誰かの愛着を見ると、なんとなく幸せな気分になります。「ああ、いいなあ」と。

『月屋形事件』がとりわけ好きなのは、プレイ中にそういうことを感じたせいかもしれません。



言ノ葉迷宮様の他の作品についても感想記事を書いています。

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