『Sandstorm』 呪いの砂漠を行くアドベンチャーゲーム 感想 攻略 

かーめるん

呪われた砂漠を横断するアドベンチャーゲーム、『Sandstorm』の感想と攻略です。

制作者はDaniel Linssen様。作品の公式サイトはこちらです。 → Sandstorm



sandstorm スクショ タイトル画面



エンディングは1つ。難易度は4段階あります。


海外のフリーゲームです。荒涼としたヴィジュアルに惹かれてプレイしました。

ゲームの目的はごくシンプルで、「広大な砂漠を横断する」ことです。

ただしその砂漠には、呪いがかけられています。この呪いが大きな障害となってプレイヤーの前に立ちはだかります。

アイテムや特殊なアクションは少なく、習うより慣れろ系のゲームでした。
操作の感覚と道具の使い方をつかむことが何より重要です。

慣れるまでが難しいので、一番簡単なモードであっても、当てずっぽうにプレイしていてはクリアできないだろうと思います。


以下は、作品に関する感想です。ゲームの進め方の説明を中心にした、攻略重視の内容になっています。



*****



この記事の内容は以下の通りです。








あらすじ



最初に、『Sandstorm』のあらすじを書きます。

巡礼者(pilgrim)である主人公は、ついに目的地であるMt. Distantを地平線の先に捉えました。

眼前に広がる砂漠を超えることさえできれば、彼の巡礼の旅はようやく終わります。


しかしいざ砂漠を横断し始めた主人公は、そこが呪われた土地であることに気づいてしまいます。

方向感覚を狂わせる砂嵐、そして夜ごとアイテムを奪い大事な動物を解き放つ悪意ある影。

過酷な砂漠の真っただ中で、主人公は徐々に消耗し追い詰められていきます。



sandstorm スクショ 動物を探す



旅人を情け容赦なくいたぶる呪いの砂漠において、頼れるのは己の技術のみ。

西から出発した主人公は、砂漠と呪いに打ち克って東の聖山にたどり着くことができるのでしょうか。






ゲームの概要



ゲームの概要を説明します。

※ゲーム画面は、「ALT+Enter」で小さくなります。


主人公の目的は、砂漠の横断です。

スタート地点は、目的地のMt. Distantから7日間ほど西に離れた場所です。

主人公が移動できるのは昼間だけで、夜になると行動不能になります。

後述する呪いのために、1日区切りでステータスがリセットされるのが大きな特徴です。
旅の途中でセーブはできません。

難易度は4段階ですが、最初はアイテム条件などがもっとも易しいWondererでプレイすることをオススメします。




砂漠の呪いとは


砂漠には呪いがかけられています。

ひっきりなしに風向を変える風は、砂嵐となって旅人の方向感覚を狂わせます。

ゲームに即した話をすると、画面が常に回転するのでそれに応じて操作しないと進むべき方角を見失います。


また、夜になるたびに謎の手が主人公を襲います。

そのため翌日になると所持品は砂漠のあちこちに散らばり、動物も戒めを解かれてさまよい歩きます。

後述するように、動物はこのゲームの生命線です。

動物を見失ったまま夜になれば即ゲームオーバーになるほか、動物の引く車によって移動しないと目的地には近づけません(画面下部の距離メーターは動物に車を引かせないと表示されない)。

ちなみに、夜間に呪いで失ったアイテムを翌日の昼間中に見つけられなかった場合、該当アイテムは翌々日以降完全に見つからなくなります。
アイテムを失ってもゲームオーバーにはならないものの、砂漠を横断する上でかなりの痛手になることは確かです。

したがって朝起きてまず行うべきことは、夜の間に砂漠に散らばってしまった動物と3つの重要アイテムの捜索であると言えます。






重要アイテムとプレイ手順の解説



主人公は、1匹の動物と3つのアイテムを所持しています。

以下、いくらか目印を加えさせてもらったスクリーンショットに基づいて解説します。



sandstorm 各種説明・昼1





1匹の動物("friend")


前者の動物とは、荷車を引いてくれる輓獣(ばんじゅう)を指します。

主人公はこの輓獣が引く車に乗ることによってのみ、砂漠を横断し目的地に着くことができます。

具体的に言うと、輓獣を見失ったor荷車に繋いでいない状態で夜が来るとゲームオーバーになります。

この輓獣ですが、呪いのせいで夜の間に戒めを解かれてどこかへ行ってしまいます。
そのためプレイヤーは、足跡を頼りに優先的に輓獣を探し、車まで連れてきて繋がなければなりません。


車に乗ると時間の経過が早くなりますが、これは車での移動速度が徒歩よりも速いためです。
輓獣の引く車に乗っている間は、画面下方に距離メーターが表示されます。

おそらく車に乗ってでなければ、聖山には到達できない仕様になっているものと思われます。
つまり、徒歩では目的地に着けません(ゴール直前まで来ていても、輓獣及び車と一緒にゴールしなければならない)。

ちなみに使用する動物は、タイトル画面のBestiaryの項目で変更可能です。

初期状態で使えるのは、ラクダや砂狐、砂鮫など。
砂狐は姿が見えず、砂鮫は足跡がつかないので、最初はラクダでプレイするのが無難でしょう。




3つの旅道具と目印のフラッグ


次に、3つの重要アイテムについて説明します。

アイテムは動物とは違い、失ってもクリアに直接の支障はありません。
しかし砂漠を越えるには、実質的にアイテムの使用が必要不可欠です。

上の画像を見てもらうとわかりますが、ゲーム画面の右上には、3つのアイコンが並んでいます。

右から順に、①サンメダル、②コンパス、③生物ダウジングです。




①サンメダルについて



サンメダルとは、画面上方に表示される日数と時間経過に関わるアイテムです。

砂漠に入って今が何日目であるか、現在の時刻がどのくらいかを教えてくれます(画像の①-A)。

進んだ距離でだいたいの日数が計れること、画面の明るさでだいたいの時刻を推測できることを考えれば、サンメダルは「最悪失くしても問題のないアイテム」と言えます。
少なくとも3つのアイテムの中では最も価値が低いです(とはいえ、時間が表示されないとピンチ時に必要以上に焦ってしまうことも)。




②コンパスについて



コンパスは、文字通り方角を教えてくれるアイテムです(画像の②)。
針の上が常に北を指します。

先述した通り、風向きが変わるごとにゲーム画面は弧を描くように左右に回転します(最大60度くらい)。
その際にコンパスさえあれば、方角を誤る確率を低くできるはずです。

たとえば徒歩で荷車から離れる場合は、コンパスを頼りにすればほぼ戻ってこられます。

車で東に向かうときはコンパスの針の揺れを注視しつつ、斜め右上、右、斜め右下……と車の進路を変えましょう。

正しく東に向かうことができれば、それだけ早く目的地に着くことが可能です(実際闇雲に右に向かう=右矢印キーを押すだけでは、画面下方の距離メーターの進みは遅くなる)。

以上から、コンパスは必須アイテムと言えます。

風向きの変化に慣れていればまだしも、初心者段階でコンパスを完全に紛失した場合、その周回をクリアするのは非常に難しくなることでしょう。




③生物ダウジングについて



生物ダウジングは、場合によっては3つのアイテムの中でもっとも重要になるかもしれません(画像の③)。

生物ダウジングは、見失った動物を探すときに用いるアイテムです。
動物に反応して振動し、動物が近くにいればいるほど震える間隔が短くなります。

周囲をしらみつぶしに探すのは本当に骨が折れるので、このダウジングをうまく利用し、効率的に捜索を勧めましょう。




以上3つのアイテムは、夜のうちに所持品のうちから失われるので、朝起きたら探し回る必要があります。

最初のうちは、荷車を起点としてそう遠くない場所にあるはずです。

ただし目的地に近づくにつれ、失われるアイテムの個数は多くなり、ばらまかれる範囲も広くなっていきます。




④フラッグについて



一方、左上に表示される「フラグ付きの棒」(画像の④は、夜のうちに失われないアイテムです。

この棒はZボタンで簡単に立てるor収納することができ、目印として使うことが可能です。

特に旅の後半においては、荷車の四方に立てておくと、捜索から戻ってくるときに位置がわかりやすくなります。

難易度によって、使える棒の数には限りがあります。
たとえば難易度pilgrimでは、棒は3本しか使えません(Wondererの半分)。


注意点として、出発するときには必ず棒を収納するようにしましょう。

たとえ呪いで失われなくても、置き去りにすれば当然翌日には手持ちから消えてしまいます。






やり込み要素(難易度、手紙、7不思議)



このゲームにはやり込み要素もあります。

最初に、選べる難易度は4つです。簡単な方から、Wonderer、Traveler、Navigator、そしてPilgrimです。
難易度についてはタイトル画面から変更できます。

最難関のPilgrimでは、初日から呪いの効果が大きかったり砂嵐が猛烈だったりと、絶望と隣り合わせの旅が待っています。

また各難易度をクリアすることで、使用できる動物が解放されていきます。





letters


収集要素は2つあります。

まず、砂漠には「手紙」が散らばっています。巡礼者たる主人公の手記です(おそらく)。

旅への意気込みや準備のほど、そして呪いに精神をむしばまれていく様子が克明に記録されています。

ゲーム中に確認した手紙は記録され、タイトル画面から閲覧可能です。
全部で20枚あるので、コンプを目指すのも楽しいかもしれません。

ちなみにゲームオーバーになると特殊なステージに飛ばされますが、そこにもやはり手紙が散らばっています。



Sandstorm ゲームオーバー スクショ



紙面には呪いに屈服した主人公の絶望と狂気が綴られており、ゲームオーバー回数が増えるごとにその枚数は増えていきます(このステージの手紙は、タイトル画面に記録されません)。





Secrets


次に、砂漠には不思議なオブジェクト(Secrets)が存在します。



sandstorm スクショ 謎の石碑群



これもゲーム中に確認すると、タイトル画面からチェックできるようになります。
チェックポイントは7つあるようですが、自分で見つけられたものは今のところ4つだけです。

発見したそれぞれのオブジェクトについて、一応だいたいの位置(日数)と方角を記しておきます。


サンドローズ

同心円状の草にぐるりと囲まれた赤いバラ。
砂漠の中央付近で発見。まっすぐ東へ向かっていれば、4、5日目くらいに発見できるはず。


遺跡群

謎の小さな塔の集合体。計12個。
2日目スタート地点からまっすぐに南下し発見。


コウモリ

コウモリの群れ。
砂漠の南方で発見。位置的には3、4日東へ進んだあたりからまっすぐに南下したあたり。
見つけるとずっと後をついてくる。おそらく害はない。


謎の物体

触れると2つに増殖する謎の物体。
砂漠の東端西端のちょうど真ん中から北へ、黒矢印をたどって発見。


番外編:人影?

シークレットではないが、時折人影が現れることがある。
触れても逃げるだけで何も起こらない。おそらく謎の手の正体か。






"master your technique(技能を習熟させろ)"



このゲームの面白さは、プレイしているうちにテクニックや感覚が熟達し、その習熟度がゲームの進捗と如実にリンクするところにある思います。

たとえば最初は、画面の揺れやコンパスの動きをうまく理解できず、やみくもに砂漠を歩き回っては途方に暮れることが多かったです。ダウジングの意味もよくわからなかったし。

しかし何度もプレイしているうちに、だんだんとコンパスやダウジングの正しい使い方がわかってきます。
足跡を目安にして、どれだけ冒険していいのかの判断もできるようになります。

これだけこの方向に歩いた、画面がこれだけ回転した、じゃあ帰る時はこの方向に動いて……と、どんどん見当がつくようにもなります。

勝手にどこかへ行った動物の居場所なんてわかるか、こんなのどこに配置されるかの運ゲーじゃないか……そんな風に不満を覚えていた昔の自分の浅はかさがわかってくるわけです。

まずは3つのアイテムを回収する。
次は車の四方に棒を立てる。
それから方角ごとにダウジングを頼りに捜索する。

このように手順をしっかりと踏めば、ほとんどの場合ゲームオーバーになることはないのです(もちろん、運が悪いと動物やアイテムが見つからないこともありますが)。


公式サイトに、以下のキャッチコピーが載っています(カッコ内の訳は引用者)。

discover its secrets(秘密を見つけろ)
master your technique(技能を習熟させろ)
complete your pilgrimage (巡礼を完遂しろ)


このキャッチコピーの2文目こそ、『Sandstorm』の本質を表した一文であり、同時に同ゲームの魅力を伝えるフレーズでもあると個人的には思います。




*****



振り返ってみると、難易度Wondererでのクリアが最大の難関でした。

TravelerやNavigatorは、正直さほど難易度が上がったように感じられませんでした。

Pilgrimは文句なしに難しいモードですが、これについても本当に運良く一発クリアできたんですよね。
やはり習うより慣れよゲーなんだろうと思います。

とはいえテクニックに慢心していると、Wondererでもあえなく失敗してしまうことがあります。
砂漠では慎重さが一番大事なんだと思わずにはいられません。


上では触れませんでしたが、ドット絵(pixel絵)が非常に可愛いゲームです。

砂漠に点々とついては徐々に消えていく足跡や、車のわだちの表現がなんとも細やか。
車で走っているときに、五線譜のような痕跡をぼーっと眺めているだけでもとても楽しいです。

また、なんといってもキュートなのは動物たちでしょう。
個人的には砂鮫が現実にはあり得ない生き物すぎて好きです。


直感的にプレイできる、奥の深いゲームでした。面白かったです。



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