『Life is a game:人生ゲーム』 ゆりかごから墓場まで走り抜けるラーン系ゲーム 感想 攻略

かーめるん

ラーン系の人生シミュレーションゲーム、『Life is a game:人生ゲーム』(スマホアプリ)の感想記事です。攻略情報も含みます。開発元はDAERISOFT。作品ページ(Google Play)はこちらです。 → Life is a game : 人生ゲーム

life is a game スクショ タイトル画面

数分間で一人の男性の一生を体験するゲームです。様々な取捨選択を繰り返しながら、幼児期から老年期までを駆け抜けることができます。
ラン系ゲームということで、基本操作はタイミングに合わせたタップのみ。しかし「人生」という題材や選択による分岐の多さが魅力的なゲームでした。ドット絵アニメーションも細やかです。

個人的にはやはり、最終結果の後に提示される回想シーンが何より面白いと感じました。貧乏、普通、お金持ち。不幸、平凡、幸福。論理的、感性的、外向的。様々な条件を掛け合わせることで、同じ出来事に対する主人公の感想は大きく変化します。

「特定の条件下(あるフラグを満たしている/ある仲間を連れている)で発生する特殊会話をついつい回収したくなる」「同じイベントに対する仲間の異なる感想を見るのが楽しい」……という方の目には、『Life is a game』の回想シーンは魅力的に映るのではないかと思います。

以下はゲームの概要や魅力に関するネタバレ込みの感想・レビューです。未見の方はご注意ください。

『Life is a game』の概要

まず、『Life is a game』の概要について簡単に書きます。『Life is a game』はラーン系の人生シミュレーションゲームです。ちなみにラーン系(ラン&ジャンプ系とも)は、スマホゲームによくある自動で走り続けるキャラクターを操作する形式のゲームです。

この『Life is a game』も、左から右へ走り抜ける主人公を眺めつつ、適当なポイントで「ジャンプボタン」や「せんたくボタン」、「趣味・友達・家族ボタン」をタップする形式になっています。基本的には簡単な操作でプレイできるゲームです。

life is a game CEO スクショ

各ボタンについて説明すると、ジャンプボタンをタップすると主人公が文字通りジャンプします。ゲーム中の特定区間では右からアイテム(コイン)が流れますが、ジャンプすることでそれらを効率よくゲットできます。ジャンプボタンに絡んだ実績も存在します。

せんたくボタンは、人生の節目節目で選択を行うボタンです。趣味を選んだり、クラスメイトと友達になったり、職業を選んだり、車を購入したり、人生の伴侶を選んだり……と選択内容は多岐にわたります。一見して気づかないところに選択肢が設けられていることもあるので、ボタンが反応するポイントでは積極的に押してみることをオススメします。この「せんたくボタン」に関係する実績もあります。

最後に趣味・友達・家族ボタンは、何度でも任意にタップできるボタンです(※ゲージ制。もう一度押すまでに一定時間待つ必要がある)。趣味ボタンをタップすれば趣味に時間を割いたことになり、友達ボタンなら友達との交流に励み、家族ボタンなら家族との時間を意欲的に作ったという扱いになります。
それぞれのボタンを選択した回数によってポイントが溜まり、それに応じて最終結果や回想が変化します(3ボタンすべてのポイントをMAXにすることで獲得できる実績もあります)。

また、プレイ中に重要になるのは、主人公の2つのステータスです。1つは「幸福度」、もう1つは「健康度」(ゲーム画面の上部)。

最も注意を払うべきは幸福度です。というのも、人生半ばで幸福度がゼロになった場合、問答無用でゲームオーバーになります(同じく道中ゲームオーバーの肺がんエンドや消防官殉職エンドを見るに、幸福度がゼロになると自分で命を絶ってしまうのではないかと思います)。

補助アイテムがそろっていない初期は、ごく普通にプレイしていても幸福度ゼロからのゲームオーバーになることがあります。幸福度は自然減少するほか、青年期や壮年期にお金コインを取るとどんどん減っていきます。

幼少期にミルクコインをたくさんとる、趣味・友達・家族ボタンを積極的に押す、食べ物コインを取る(ただし太る)、結婚する(独身のままだと幸福度が上がりにくいから)……といった回避策が考えられます。とはいえ限度もあるので、ショップで早めに幸福度補正アイテム(絵画とか)を買うのがオススメです。ペットを購入するのもいいですね。

ハートマークの健康度に関しては、主に老年期に影響を与える数値です。肺がんor殉職エンドを迎えない限りは老年期まで生きられますが、老人になってからどれだけ長生きできるかは健康度次第です。
健康度を左右するのはなんといっても喫煙の習慣です。タバココインをまったく取らない場合と、たとえば4つ程度取っている場合とでは、明らかに老年期の寿命の縮み具合が違ってきます。というわけで、タバココインは極力とらないことをおススメします。

人生シミュレートの流れ

次に、ゲームの流れについて説明します。「人生ゲーム」という副題からもわかるように、『Life is a game』では一人の男性の人生をゆりかごから墓場までシミュレートします。

ゲームの各時期は大きく6つに分けられます。すなわち、「乳児期」「幼児期」「学生時代」「青年期」「壮年期」「老年期」です。

乳児期にできること

life is a game baby parents スクショ

主人公はハイハイ歩きの赤ちゃん状態から人生をスタートします。「乳児期」に重要なのは、腕を広げて迎えてくれる父親と母親の助けを借りること。彼らにおぶって進んでもらうことで、乳児期に得られるすべてのミルクコイン(=幸福)をゲットすることができます。

ショップで買い物をすることで、ランダムで音楽家や勉強家など、特殊な適性を持った赤ちゃんとしてスタートできます(学生時代に流れる勉強コインの量と種類に関わる)。また、お金持ちの家庭に生まれることも可能です。その場合、生まれた瞬間から500ゴールドを所持しているリッチなベイビーとしてプレイできます。

幼児期にできること

life is a game 幼少期 スクショ

乳児期を終えると、「幼児期」に突入します。この時期は引き続き幸福に過ごしつつ、知力・創造性の基礎固めをすることができます。流れてくる電球をジャンプして取れば賢くなり、筆を選択してラクガキすれば芸術的な感性が磨かれます。自分を形作る合間に甘いものを食べて、幸福を知っておくことも大切です。

ショップでペットを購入すると、この時期に選択可能です。ペットを連れて行くと回想シーンが増えるほか、幸福度の減少ペースが緩やかになります。

学生時代にできること

life is a game 学生時代 bad companies スクシ

幼児期の次は「学生時代」です。この時期には、幼児期に培った適性に応じて勉強コイン(本、聴診器、音符、ボール、パレットなど)が流れてきます。どの分野に注力するかはプレイヤーの自由です(ただし運も大いに絡みます)。ゲットした勉強コインによって、学生時代を終える時に職業が決定されます(複数の選択肢があるときは、卒業時に自ら選択可能)。

獲得コイン数は下部で確認可能です。本をたくさん取れば教授、聴診器なら医者、音符ならミュージシャン、ボールならサッカー選手、パレットなら画家になれます。また、本とボールをどちらも多くゲットすると、警官や消防士になることができます。獲得コイン数は多いものの一芸に秀でることがなければ会社員になり、そもそも勉強コインを取らないようにすれば工事現場の作業員となります。

学生時代に入る前に、趣味を1つだけ選択可能です。選択肢は絵、ギター、サクソフォン、サッカーの4つ。どれか1つ趣味を選んだ時点で、趣味ボタンをタップできるようになります。

また、学校の長い廊下の各所には友達候補が最大6人立っています(最初は男子生徒3人、実績を解放すると女子生徒が1人&ヤンキー友達が2人追加される)。各生徒の前でせんたくボタンを押すと、確率によって彼/彼女と友達になることが可能です(断られることもあります)。
友達ができた時点で友達ボタンを押せるようになり、友達と一緒に人生を歩むことができます(友達絡みの実績はいくつかあります)。

青年期にできること

life is a game musician 青年期 スクショ

青年期は大きく3つのフェイズに分かれます。1つ目のフェイズは、「仕事」です。PCは学生時代ラストに選択した職業に就き、若き社会人として仕事に臨むことになります。

仕事ゾーンでは、お金、食べ物、トレーニング、タバコなど様々なコインが流れてきます。お金コインは賃金であり、ゲットすると財産が増える代わりに幸福度が減ります。一方、食べ物コインは幸福度を上昇させます。お金コインを取りすぎるとバンバン幸福度が減るので、ゲームオーバーにならないよう適度に食べ物コインを取ることをオススメします。

ただし食べ物コインを取りすぎると壮年期に太ってしまうので、ほどほどに抑えましょう。ときどき流れてくるトレーニングコインを取ると、健康度が上がるほか肥満を軽減することができます。

また、先ほども書いたようにタバココインは百害あって一利なしです(幸福度は上がるものの、リスクが大きすぎるのであえて取る必要はない)。青年期と壮年期で7つ取ると即ゲームオーバーになるので、実績を狙う時以外はなるべく取らない方がいいです。

職場にはそれぞれ1人、新しい友人(同僚)が待っています。このうち警官の友人(女性)は、友達になる(あるいは登場だけでもOKか)と結婚相手候補の1人として結婚フェイズに現れるようになります。

次に待ち受けるフェイズは、「結婚」です。仕事フェイズを抜けると、花屋と自動車販売店を通過できます。それぞれの店で「花束」と「自家用車」を買うことが可能です(仕事フェイズでお金を稼いでおく必要アリ)。

車を買った場合はその車で、買わなかった場合はバスで移動。花束を買った場合は赤いバラを片手に、主人公は6人の女性が居並ぶゾーンに突入します。
ここでは6人のうちの誰かを選んで告白することができます。見事OKを貰えればその場で結婚となり、幸せな新婚生活がスタートします(幸福度が大きく上昇する)。また、家族ボタンを選択できるようになります。

life is a game 結婚 musicianの妻 スクショ

ちなみに、告白した女性に振られることもあります(幸福度が大きく減少する)。(1人目→2人目という風にすぐさま続けて告白することはできないので)告白できるのは最大3人までですが、その3人全員に振られる可能性も大いにあります。
告白が通るかどうかの判定については、あくまで体感ですが、財産の多寡や車の有無よりも、花束を買ったかor趣味を持っているかといったポイントが関係しているような気がします。

また、実績を解放している場合、6人の女性の先に「マドンナ」(学生時代の女友達)が登場することがあります。彼女は(たぶん)必ず告白を受け入れてくれるので、運良く登場させることができれば、失恋しっぱなしの主人公も不幸の極みから救われるかもしれません。

life is a game 家庭生活 musicianの妻 スクショ

そして青年期最後のフェイズは、「家庭生活」です。結婚フェイズで結婚した場合、妻との家庭生活を垣間見ることができます。伴侶との間に子供が生まれるかどうかは結婚フェイズでの選択に左右されます(これに関してはランダム要素が強い)。

このフェイズは地味に重要です。というのも、子供を授かった場合は仕事を辞めて「専業主夫」になることができるからです。家に入ると妊娠した妻が階段近くで待っていますが、ここでせんたくボタンを押せば、階段を上がって専業主夫ルートに入ることが可能です。子供がいない場合、この選択ポイントは消失します。

結婚フェイズで結婚しなかった場合は、主人公の気ままな独身生活を覗くことになります。ちなみに幼児期にペットを選択している場合、既婚でも独身でもこのフェイズに再登場します(時期的にペットの最期を看取る意味合いが強そう)。

壮年期にできること

life is a game musician 壮年期 スクショ

「壮年期」には再び仕事場に戻り、社会人としての総括を行うことになります。流れ自体は青年期と同じですが、青年期やこの時期に食べ物コインをゲットしすぎると肥満体になり、ジャンプの難易度が上がります。引き続き食べ物コインの取りすぎやタバココインには気をつけましょう。

壮年期の仕事フェイズを終えると、マイホームを購入できるようになります。最終的にお金持ちor平凡or貧乏を分けるのは、ここで購入した家のランクです。2000ゴールドの家ならお金持ち、1000ゴールドの家なら平凡、どの家も変えなければ貧乏という判定になります。とはいえ若干金額が足りなくても、借金をして購入することは可能です。

老年期にできること

life is a game 老年期 スクショ

「老年期」では、健康度の減少と戦いつつ余生を送ることになります。結婚していれば伴侶もともに歩んでくれます。主人公が先にこの世を去れば看取ってもらえますが、逆に伴侶に先立たれる可能性もあります。

老年期の大きな選択ポイントは、延命措置をするか喜捨をするかの2つです(どちらか1つだけ選択可能。どちらを選んでも財産が減る)。前者を選べば健康度という名の残り時間が増え、後者を選べば幸福度が上昇します。

どちらを選ぶかについては、見たい回想シーンを基準に決めるのがいいかなーと思います。喜捨をした場合は専用の回想シーンが見られます(延命措置の場合はなし)。
また、延命措置自体に回想シーンがなくても、主人公が長生きすれば伴侶の方が先に亡くなる可能性が高くなります。伴侶に先立たれるとやはり回想シーンが入るので、回収したい場合は延命措置をとるのもアリだと思います。

あと、先述した通りタバココインは特にこの時期に響いてきます。5つくらい取ってしまっていると、延命措置ポイントに行き着くまでに余生が終わってしまうこともあります。

老年期に流れるのは、健康度と幸福度を下げる時計コインと幸福度を上げるアルバムコインの2種類です。ちなみに、健康度の数値がゼロに近くなると選択やジャンプができなくなります(苦しげにお腹を抱えて歩き出す)。

また、友達と親しく付き合っていると家に遊びに来てくれることがあります(ただしデフォで登場する3人の男友達のみ)。葬式に出席してくれる友人も、基本的には男友達(ヤンキー含む)だけです。

200回人生を終えて 『Life is a game』の魅力

ちょっと前に200回完走の実績(“Life is a Game”)を獲得したので、この記事を書きました。あと2つでコンプなんですが、その2つを達成する目途は今のところ立っていません。1つは隠し実績で条件の見当がつかない&もう1つは「条件は判明しているもののまず達成は無理そう」という感じです(後者はお金コインを入手しないことで解放される実績ですが、ボタン操作でどうにかできるレベルじゃない運ゲーです)。

life is a game スクショ 200回実績

『Life is a game』は走り続けてジャンプして……というシンプルな形式のゲームです。ただ、そこに「ある男の一生」という主題を組み合わせたのが発想として巧いなあとまず感じました。手軽な操作感とプレイヤーの方でいくらでも深化できるテーマの組合せがキャッチーです。

たった数分間で、しかも何度でも、異なる人生をシミュレートできる。まさにゲームならではの体験であり、「人生はゲーム」というタイトル通りの内容です。

とはいえ荒唐無稽な要素は少なく、「人生」というテーマを現実的にとらえた作品でもあります。乳児期における両親の存在・お金・伴侶との家庭生活といった要素と幸福度の関連具合や、ラストの含蓄ある主人公の回想シーンにハッとさせられることも多かったです。特に、豊かで満ち足りた人生を送った主人公と貧しく孤独な人生を送った主人公が、それぞれ人生を振り返って抱く感想の違いにはなかなか痛切なものがあります。

「走り続ける中で次々迫られて選択を繰り返す」という様式自体も、わりとリアルに即したつくりだと個人的には思いました。私たちは流れ続ける時間の中にいて、一時たりとも立ち止まれないわけですから。

『Life is a game』の面白さは、数回プレイして「もう十分」とならないくらいに細やかな分岐と選択に対する応答が用意されている点だと思います。その象徴とも言えるのは、葬式後の振り返りシーンでしょう。

『Life is a game』では、プレイヤーは最後に主人公の人生を概観し、彼自身の感想も含めて人生の節目節目のイベントを振り返ることができます。この最終結果と回想シーンこそ、このゲームのハイライト(そして周回の強力な動機)ではないかと思っています。

たとえば同じ職業についた人生でも、不幸だったか幸福だったかによって回想シーンは大きく異なってきます。同じ観客を沸かせるミュージシャンであっても、「この道に後悔はない」と述懐するか、「お金のために歌っていただけだ」と冷めた気持ちで思うかは、ひとえに主人公の幸福次第です。仕事上の失敗についても、主人公が幸福か不幸かによってその受け取り方は大きく異なってきます。

life is a game 回想シーン ミュージシャン

最初は実績や最終結果の一枚絵を集めるために適当に周回していましたが、だんだんと幸福度による回想シーンの違いが気になり、どんどんとプレイを重ねてしまいました。
その後性格診断によっても最終結果&回想シーンのセリフが変わることを発見し、さらにプレイに熱が入りました。性格によって学生時代の容姿が変わるのも細やかです(外向的主人公の陽キャな見た目や、感性的主人公のダルそうな雰囲気が好き)。

個人的にちょっとしたセリフの違いが気になるタイプ(そして差分はなるべく全部回収したいタイプ)なので、『Life is a game』のレスポンスの細やかさには惹かれるものがありました。

上記の回想シーン以外でも、たとえば伴侶候補の女性たちも容姿・服装から仕事・経済力までそれぞれ異なっているのが印象的でした。単に「選択肢がたくさんありますよ」で終わらせず、各選択肢への応答をきっちり用意し、選択に意味を持たせているわけです。セリフ一つない女性キャラについて、「あの子が特にお気に入り」とプレイヤーに自然と思わせる細部の作り込みが見事だと思います。

様々なシミュレートに対するレスポンスがきちんと用意されている。これが『Life is a game』の大きな魅力だと個人的には思いました。ドット絵にしても分岐にしても、よく作り込まれた面白いゲームだと思います。

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ショップで買い物をすると、タイトル画面にわらわら赤ちゃんが増えていくのがシュールで面白いです。どういう才能を持って生まれるか、どんな家庭に生まれるかはどうやっても操作できませんが、それも人生というテーマに合致しているなーと思います。
リアルでは人生というゲームは1回限りで繰り返せません。だからこそ、こういった無限のシミュレートができるゲームは楽しいのかもしれませんね。面白かったので、いくつか関連記事を書こうかなと思っています。

「選択肢による分岐の多さ」や「プレイヤーへのレスポンスの豊かさ」が魅力的なゲームについて、以下の感想記事を書いています。

『冠を持つ神の手』 感想 考察 その1(異世界ファンタジー育成系ADV)

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