『ディアボロの大冒険』 ボスを待ち受けるダンジョンの試練とは 攻略 プレイ感想 ※ネタバレ注意 その2
『ジョジョの奇妙な冒険』のファンゲームである、『ディアボロの大冒険』のダンジョン攻略にフォーカスした感想記事です。ネタバレを含みます。制作者はKMQ SOFT様。
ディアボロの大冒険
『ディアボロの大冒険』の本筋に関わるダンジョンは主に3つ。「ホテルの外」、「レクイエムの大迷宮」、そして超難関の「ディアボロの試練」です。
第2のダンジョンをクリアした時点でも、あるDISCを使ってある種の「終わり」を迎えてみることは可能です(とはいえディアボロの望みが叶っているとは言いがたい感じ)。第3のダンジョンを制覇すると、一応のハッピーエンディングを見ることができます。
今回は上記3つのダンジョンと、エクストラダンジョンとも言える「一巡後の世界」について、プレイ感想を交えつつ書こうと思います。ダンジョンや出現する敵、ボスのネタバレをガッツリ含むので、未見の方はご注意ください。
※「『ディアボロの大冒険』のレビュー」(ゲーム概要やあらすじ、魅力)や「オリジナルDISC作成」メインの記事も書いています。
・『ディアボロの大冒険』 ジョジョ第5部のラスボスが頂点に返り咲くローグライクゲーム レビュー
・『ディアボロの大冒険』 オリジナルの装備用スタンドDISCを合成する 攻略 その3
ホテルの外(第一のダンジョン)
ディアボロの大冒険
ディアボロが最初に挑戦することになる「ホテルの外」は、全12階のダンジョンです。
装備DISCや記憶DISCはすべて識別済(=どういうDISCか使用・装備する前に分かる)、持ち込み制限なし(どんなアイテム・DISCを持ち込んでもOK。ただし初回クリア以降)。8Fまでは視界良好(画面内なら通路・部屋問わず地形を視認できる)。
「ホテルの外」はいわゆるチュートリアルダンジョンですが、初見のプレイヤーにとっては充分に歯ごたえアリな難易度だと思います。ローグライクゲームは久々だったこともあり、初プレイ時は何度となく「オレのそばに近寄るなああ―――――ッ!」とリザルト画面で叫ぶボスを見る羽目になりました。
肉片をくっつけてくるラバーソウルや遠くからガソリンで攻撃してくる運命の車輪、死亡後に他の敵に憑りついて強化するエボニー・デビルなど、搦め手でくる第3部の刺客たちが特に厄介だった覚えがあります。アヴドゥル父が住んでいそうな海辺ステージに入ったとたんにグッと難易度が上がるというか(その後の視界不良マップに入ると、敵の火力がアップし難易度はさらに上昇)。
最初にクリアしたときは、レベル11&HP63でした。装備DISCは、攻撃:G・E+1/防御:スパガ+1/能力:パール・ジャム+1。本来ならレベル13(現在の階層+1)程度が理想であり、防御DISCももっと強化すべきです。コミックの引きが悪い周回だったので、地の防御力が高めのスパガを拾えたのはけっこう幸運でした。
初回クリア時の記憶は正直おぼろげですが、たしか駄目元で投げたマニッシュボーイのDISC(状態異常:眠り)がヒットし、最後までエンヤ婆が眠りっぱなしだった覚えがあります。超ラッキーでした。
初心者の一番の敵はなんだかんだ空腹状態だと思うので、能力用にはパール・ジャムの装備DISC(腹減り半減)が最適かなーという印象です。攻撃・防御DISCには、複数部に渡って登場するハミパやエコーズACT3などが向いているんだろうなと思います(ただし、コミックの引きが悪いとそれほど強くはならないので、地の攻撃・防御力が高いDISCに賭けるのも良いと思います)。
HPが低くなるとちょっとしたことですぐに死んでしまうので、フー・ファイターズのDISC(発動するとHP20回復)を惜しみなく使用するとそこそこ安定します。なんにつけても「出し渋ると5割以上の確率で負ける」「現実は非情である」と意識しておいた方がよさそうです(実体験)。
「ホテルの外」のダンジョンボスは、12F「エンヤホテル」のエンヤ婆です(「虹村屋敷」や「杜王町埠頭」等も出現しますが、ここではエンヤホテルに絞ります)。エンヤ婆は1ターンに2回行動し、死体をジャスティスで操って呼び寄せる特殊能力を持っています。
囲んでくる死体以上に、やはりエンヤ婆本体が脅威です。とはいえ、サンドマン(使用すると倍速)やマニッシュボーイ(エンヤ婆を眠らせる)の記憶DISCを12Fまで温存しておけば、防御DISCの強化がまだまだな状態でも攻略できると思います。
「ホテルの外」をクリアすると、亀(ココ・ジャンボ)やPC(原作でボスが使っていたアレ)を使用できるようになります。
亀はアイテム保管用の倉庫として使うことができます。PCを使うとペリーコロさんや幹部のポルポに連絡を取ることができ、アイテムや仲間を用意してもらうことが可能です。
レクイエムの大迷宮(第二のダンジョン)
ディアボロの大冒険
「レクイエムの大迷宮」は、「ホテルの外」をクリアすると現れるダンジョンです(室内右手の階段から)。
全30階、記憶DISCやヤバイものは未識別(=使用するまで何のDISCか分からない)、モンスターハウス(MH、敵や罠やアイテムが大量に存在する部屋)出現、視界不明瞭(自分の周囲しか視認できない)。
「ホテルの外」はあくまでチュートリアルだった。その事実が心で理解できる難易度高めのダンジョンです。『ディアボロの大冒険』の本編はここからスタートすると言っても過言ではありません。もっとも、持ち込み制限は無しなので、あらかじめ十分に用意を整えてから挑むことができます。
また、20Fに到達すると、ホテルに帰還できるディアボロのDISCが入手できます。一時撤退は敗北ではありません。レアなDISCを拾った時やクリアできる装備が整っていない時は、無理せず「退く」ことをオススメします。
大迷宮で厄介なのは、状態異常攻撃を繰り出す敵でした。レベル下げのアレッシー、装備DISCを呪縛状態にする由花子、状態異常にするスタンド(ACT1~3)を次々に呼び出す康一、接触老化が怖いプロシュート、記憶DISCや食料を爆弾化する吉良(あと地味に固い)、混乱攻撃がしつこいラング・ラングラーなどです。
特に康一やラング・ラングラーは、複数体の敵と混じって向かってくると脅威でした。囲まれているときに盲目・鈍足・混乱状態にされると、一方的に殴られて負けることが多かったです。
あと、シンプルに嫌な敵ナンバー1はアヴドゥルさんです。火力もHPも高めな上に、「DISC弱化」や「アイテム消し炭」など特殊攻撃が鬼畜の極み。エニグマの紙を消し炭にされたりすると、ついプッツーンときそうになります。まず隣接したくない敵なので、アヴドゥルさんが出る18F~20Fは探索をあきらめてさっさと降りるのも手だと思います。
他に嫌な敵は、通路に関係なく壁内から攻撃してくるセッコ(近くにチョコラータがいると特にヤバイ)と、DISCを抜き取ってくるプッチ神父(防御DISCを盗られると特にマズイ)でしょうか。後者は火力は低い方ですが、単純に装備を外されると事故が多くなるので苦手でした。あまりに苦手で、能力用DISCに対プッチの効果を付けたくらいです。
30F「黄金の風」 レクイエム・ジョルノ
ダンジョンボスは、30F「黄金の風」にいるレクイエム・ジョルノ。サソリを飛ばす「遠距離攻撃」、「状態異常の無効化」などの特殊能力を持ち、防御力も高い敵です。
18F以降は敵がどんどん強くなるので、ダンジョンを突破するためには優先的に防御用DISCを強化する必要があります。しかし防御ばかりを高めていると、,いざ30Fに来たときに火力不足でレクイエム・ジョルノを倒せない……という事態になりがちです(R・ジョルノはかなり固い)。
とりあえずボス対策に欲しいものは、「体力回復アイテム」(F・Fやカエル)、「+30に近い防御DISC」(安心のため)、「サンドマンの記憶DISC」(自分を倍速)、「状態異常効果をもつDISC」(ホルス神など)などでしょうか。ポルナレフのDISC(攻撃力UP)やケンゾーのDISC(回避UP)もあると気持ち的に楽です。
先ほどR・ジョルノは状態異常を無効化すると書きました。ただし状態異常を即座に無効化するわけではなく、「R・ジョルノを状態異常にする→R・ジョルノにダメージが入る→無効化発動」というカウンター仕様になっています。
だから、たとえばホルス神で凍らせたあと攻撃せずに放っておけば足止め可能です。この間に体力を回復しつつ、距離を取ってチクチク攻撃するヒット・アンド・アウェイ戦法はけっこう有効だと思います。
また、防御力や火力に不安がある場合でも、いくつかのアイテムを拾って30Fまでキープできれば勝機は見出せます。必要なものは2つ。1つ目は、相手に固定ダメージを与えられるアイテム(80ダメのヤドクガエルや、40ダメの鉄球など)。そして2つ目は、「押す」ことで体力を全回復できる「波紋のツボ」です。
「隣接して殴り合い、瀕死になったら回復する」を2、3回ほど繰り返せば、単純な戦い方ではありますがけっこう削れます。ギリギリまで粘ったら、固定ダメを与えるアイテムをぶつけて「いくぜダメ押し」しましょう。
持ち込みなしクリアにチャレンジしていたとき、ちょうど上記のアイテム有効活用戦法でクリアしました。攻撃力10、防御力16という微妙な構成だったのですが、ポルナレフ+承太郎のDISCを使用した後、波紋のツボでパウッしつつ肉弾で殴り合って鉄球をぶつけたらなんとか勝てました。固定ダメは正義。ローグライクは柔軟な戦い方ができるから面白いですね。
また、一番古いクリア記録では、「攻撃:クラッシュ+29/防御:ザ・フール+25/能力:ホワイトアルバム+20」というDISC構成でした。
基本的にはずっとクラッシュを使っていたので、30Fの溶岩ブロックを活かして水場遠距離攻撃をしかけ、距離をとって戦う戦法をとっていました。サンドマンの記憶DISCを使用したり、近づいてきたらエコーズACT2でドヒュウと吹き飛ばしたりホルス神で凍らせたり、とにかく隣接することを避けました。
ジョルノを倒すと、G・E・レクイエムの装備用スタンドDISCが手に入ります。これを発動すると特殊な死を迎えることが可能です(このとき流れるBGMは最高アンド最高です)。GERはダンジョン内で使うとホテルに帰還できるので、装備に加えておくと安心できます(あと、装備効果がスゴク強い)。
ディアボロの試練(ラストダンジョン)
ディアボロの大冒険
「ディアボロの試練」は、「レクイエムの大迷宮」クリア後に現れるダンジョンです。全99階、持ち込み禁止、記憶ディスク・装備DISC・ヤバイものは未識別、モンスターハウス出現、視界不明瞭。
突然人の部屋に飛び込んできた露伴先生の持ち込み企画であり、試練の名にふさわしい鬼ダンジョンです。特に70階~80階が本気でキツイ。
このダンジョンに関しては、あまりに苛酷すぎて数日に渡って延々とプレイしたので、逆に道中の模様をよく覚えていないです。究極カーズ、ザ・ニュー神父、ギアッチョ、C-MOON、ミスタ、クリーム、虫食いetc.……もう思い出すだけで吐きそうです。それだけに、見事クリアしたときの達成感は半端なかったです。
ダンジョンボスは、F99「自由人の狂想曲」にいるウンガロ。ボヘミアン・ラプソディーの能力によって、攻撃を受けるたびにおかあさんヤギや各部のジョジョキャラを複数体召喚します。最後の99階に至るまでに、長期的に戦闘の準備を整えていくことが攻略の鍵になります。
ウンガロ対策については、非公式のwikiを大いに参考にさせていただきました。自分で整えた用意は、「全体攻撃できる発動DISC」(パープルヘイズやジャンピン・J・フラッシュ、複数回発動できるようにしておく)、「サバイバー」(敵すべてを混乱状態にして同士討ちを狙う)、「ホルス神」(ウンガロを足止めする)、「サンドマンの記憶DISC」(倍速)、「プロシュート兄貴の記憶DISC」(発動効果をUP)などです。
また、装備用DISCの最終的な構成は以下の通りです。
・攻撃:ダイバーダウン+10 ★3(ハミパ/シルチャリを合成)
・防御:ザ・フール+46 ★6(グレイトフル・デッド/オアシス/スパガ/クレD/ハミパを合成)
・能力:パール・ジャム+3 ★5(メタリカ/バイツァ・ダスト/マンハッタン/シアハを合成)
・射撃:ホルス神(凍結対策&ウンガロ用にキープ)
装備用スタンドDISCは3枚とも合成しました。中盤を過ぎたあたりで防御力が敵の火力に追いつかなくなり、仕方なく攻撃用に使っていたクレDをザ・フールに合成しました。攻撃用のダイバーダウンが+10と若干貧弱なのはそのせいです。
実際のボス戦では、初手でサンドマン、次にプロシュート兄貴を使い、全体攻撃でヤギたちを一掃。あとはウンガロとの距離を詰めてホルス神で足止めしつつ、DISC発動で全体攻撃して召喚される敵ごと削っていきました。防御用のザ・フールを+46まで鍛えていたので、ダメージはさほど食らいませんでした(召喚敵の特殊攻撃は厄介でした)。
ウンガロを倒すとジョジョキャラが大量発生していたダンジョンの謎も解け、ボヘミアン・ラプソディーの装備DISCが手に入ります。ダンジョンでコミックの入手確率が高まるDISCです。これを依頼者の露伴に渡すと、一応のハッピーエンディングを見ることができます(貴重なのでコピーをとってからにした方が良いかも)。
一巡後の世界(エクストラダンジョン)
ディアボロの大冒険
メイド・イン・ヘヴンの作り方
「一巡後の世界」への道を拓くには、まずメイド・イン・ヘヴンのDISCを入手しなければなりません。このDISCは自然発生しないので、合成して作る必要があります。以下、作成方法のネタバレを含みます。
メイド・イン・ヘヴンの材料のヒントは、ベッドでゴロ寝しているプッチ神父が教えてくれます。すなわち、親友DIOの骨、私のスタンド、そして4匹のカブトムシ。
要するに、合成用アイテムである「DIOの骨」の中に「プッチ神父のスタンドDISC」と「『カブトムシ』に関係する4枚のスタンドDISC」を入れれば、メイド・イン・ヘヴンが出来上がります。
「4匹のカブトムシ」は、原作の12の言葉考察でもよく引き合いに出される英国出身の超有名なロックバンドを指しています。ジョジョには直球でそのバンド名のスタンドは存在しません。ただし、そのバンドのアルバムにちなんだ名前の敵(本体・スタンド)であったり、そのバンドの曲を聴くキャラであったりは登場します。
もっと言うと、スタンドDISCを装備したときに流れるBGMとアーティスト名に注目しましょう。上記のロックバンドのBGMが流れるスタンドDISCがいくつか存在します。そのうち、"BASEONLY"ではない4枚をプッチ神父のスタンドDISCに合成すればOKです。
一巡後の世界を攻略 ~強制大部屋モンスターハウス戦法~
メイド・イン・ヘヴンのDISCをプッチ神父に見せると、「一巡後の世界」に挑戦できるようになります(高速回転する地球儀にちょっと感動しました)。
持ち込み制限なし、すべてのアイテムは識別済、モンスターハウス出現、視界不明瞭。終わりのないダンジョンであり、レベルの高い敵が出現します。
一巡後の世界は、ディアボロの試練が可愛く思えるほど難しいダンジョンです。レベル1以外の敵が出るというだけでも相当にキツイ。明確な終わりはないものの、99階に存在する「ヒロヒコのサイン色紙」を回収することが一応の目標だと言えます。
若干邪道ですが、クラッシュを愛用していたこともあり、すべての階層を大部屋モンスターハウスにする戦法で進めました。
この戦法に必要なアイテムは、「恐竜の化石」。これは所持している限りフロアを強制的に大部屋モンスターハウスにする特殊なアイテムです。いったん一巡後の世界に潜ってトニオさんの店で泥棒し、出現する警備員の西戸を倒すことで手に入ります。
大部屋MH戦法はかなりリスクが高く、きちんと適した事前準備を整える必要があります。ただ、水場を通じて疑似全体攻撃ができるクラッシュとは相性の良い戦法であり、むしろ楽に99階まで潜ることが可能です。
挑戦にあたって装備用スタンドDISCを鍛え(特に防御用のG・E・レクイエムは+99に)、水場がないときのために全体攻撃発動DISCやサバイバーなども強化しました。また、DISC発動のお伴ことプロシュート兄貴のDISCやレベル上げの康一のDISCを地道に集め、アイテム回収用の保管アイテムの空き容量を増やしました。そして満を持して挑んだ結果、無事にサイン色紙を手に入れることができました。
ディアボロの大冒険
大部屋MH戦法は攻略が単調になりがちですが、敵は加速度的に強くなっていくのでやはり気は抜けませんでした。ヒヤッとさせられる場面もけっこう多かったです。
強さに関係なく一番注意を払った敵は、アイテムを消し炭にするエシディシ(あと爆弾化の川尻吉良)でした。基本的に敵はすぐにこちらに向かってきますが、エシディシや吉良は隣接していないとまず近場のアイテムに向かうんですよね。マップ上の敵の動きが違うと気づいたらすぐさま全体攻撃を発動し、ダメージを入れてこちらに注意を向ける……といった手順を何度となく踏みました。
準備と挑戦にかなり時間がかかったので、しばらくは潜らなくてもいいかなーという感じですが、またいずれ普通のやり方で再挑戦したいと思います。
役に立つDISCの発動効果
スタンドDISCは装備するだけでなく、発動することも可能です。攻撃、状態異常付与、回避など得られる効果は様々。この項目では、主観多めで便利なDISCの発動効果について書きたいと思います。
ちなみにプロシュート兄貴のDISCを事前に使用しておくと、その階層でDISCの発動効果をパワーアップすることができます。モンスターハウスのあるフロアやボスフロアなどでは、発動の前にプロシュート兄貴に頼るのがオススメです(長い目で見て発動回数の節約にもつながります)。
ディアボロの大冒険
全体攻撃できるDISCの中で優秀なのは、エアロスミス(部屋内の敵にランダムでダメージS)とパープルヘイズ(部屋内の敵全体にダメージB)かなーと思います。威力は前者、使いやすさは後者です(エアロスミスはレアDISCなので、あくまで発動用として鍛える余裕があればの話)。
ジャンピンJフラッシュ(部屋内の敵全体にダメージC)は火力が一段落ちるものの、そのぶんエシディシや吉良によるアイテム破壊を阻害したいときなどに気軽に使えます。
ウェザーリポート(全体にダメージB)も使い勝手がよく、原作の印象的なコマを引いた演出に一見の価値があります。罠を洗い出してくれるのでモンスターハウスとは相性が良いです(ただし特定の敵は強化されます)。また、ダークブルームーン(部屋内の敵からHPを吸収)は瀕死状態になったときに大いに役立ちます。
全体に特殊な効果を与える発動としては、まずチリペッパーのDISC(部屋内の敵を盲目にする)がかなり役に立ちました。比較的手に入りやすいことに加え、盲目という疑似混乱効果を20ターンほど持続できるのは見逃せない強みです。
「ファイトクラブだ!」ができるサバイバー(全体混乱)は、充分に敵を引き寄せてから使うのがオススメです(初っ端に発動すると、敵が散らばっているのでうまく同士討ちしてくれません)。個人的なオススメは、サバイバーとG・エクスペリエンス(攻撃を反射する植物を周囲に生み出す)を併用して発動することです。安全圏からファイトクラブを眺めることができます。
また、「プロシュート+デス13」(部屋内のすべての敵を眠らせる)は、大部屋モンスターハウスで大いに輝きます。いったん眠らせてしまえば、こちらから近づかない限り敵は起きません。「プロシュート+クラフトワーク」(部屋内のすべての敵を固定する)の下位互換とも言えますが、デス13の入手しやすさを加味すると、むしろこちらの方が使い勝手が良いかもしれません。
その他、ヘビー・ウェザー(部屋内に鈍足罠を複数しかける)もそこそこ有用でした。罠とはいえ虹のエフェクトが綺麗なので、使うと楽しいです。
自分の周囲に特殊効果を及ぼす発動に関しては、クラフトワーク(周囲の敵を固定)が優秀だと思います。ただし、射撃攻撃メインの敵は平気で自分以外のキャラの背中を撃つので、固定した敵がすぐに動き出すこともあります。
回避効果を持つ発動については、ザ・フールの発動がかなり有用です。周囲の敵を盲目にした上で、フロア内のどこかへ移動することができます(VSンドゥールでやったアレ)。ペットショップとスカイハイを同時に発動できる感じですね。
単純な回避手段としては、メタリカ(透明になって10ターン気づかれない)やスティッキーフィンガーズ(ジッパーの中に隠れる)もイイ感じです。後者は途中からダメージが入るものの、任意のタイミングで隠れるのをやめることができます。
スーパーフライは敵の攻撃を無効化して鉄塔に閉じこもる面白い能力です。ただし、射撃ダメージは無効化の例外なので注意が必要です。
単体攻撃ができる発動として地味に好きだったのは、ホワイトスネイクの発動(『一手』遅カッタナ…)です。敵を問答無用でDISCにするチートじみた能力で、原作での活躍を彷彿とさせます。また、ストレートに相手を一撃死させるクリームも、原作通りの恐ろしさだなーと思いました。
あと、攻撃以外の用途として、ストーン・フリーのDISC(体力全回復)は鍛えておいて損はないと思います。メイド・イン・ヘヴン(倍速、サンドマンのDISCと同じ効果)やザ・ワールド系統のDISC(時間を止める、ときのがくぼうと同じ効果)も、ここぞという場面で戦闘のリスクを大きく減じてくれるのではないかと思います。
*****今回の記事では、4つのダンジョン(「ホテルの外」・「レクイエムの大迷宮」・「ディアボロの試練」・「一巡後の世界」)について、実際にプレイした感想も交えつつ概要と攻略情報を書きました。プレイすればするほど、『ディアボロの大冒険』が祝福すべきジョジョゲーであることが心で理解できました。めっちゃ楽しかったです。
※「DISCの合成やオリジナルスタンドDISCの作成」についてまとめた記事もアップしました。
→ 『ディアボロの大冒険』 オリジナルの装備用スタンドDISCを合成する 攻略 その3
また、『ジョジョの奇妙な冒険』を題材にしたゲームについて、いくつか感想を書いています。
・『ジョジョの奇妙な冒険 7人目のスタンド使い』 第3部の旅に同行できるRPG 感想 攻略
・『ASSASSINO MEMORIALE』 ジョジョ5部の暗殺チームを攻略できる乙女ゲーム 感想 ※ネタバレ注意
・『ジョジョのピタパタポップ』 ジョジョの奇妙な冒険のスマホパズルゲーム レビュー 感想
- 関連記事
-
- ジョジョ第6部アニメ化 (2021/04/07)
- 『ディアボロの大冒険』 オリジナルの装備用スタンドDISCを合成する 攻略 その3 (2019/11/22)
- 『ディアボロの大冒険』 ボスを待ち受けるダンジョンの試練とは 攻略 プレイ感想 ※ネタバレ注意 その2 (2019/10/12)
- 『ディアボロの大冒険』 ジョジョ第5部のラスボスが頂点に返り咲くローグライクゲーム レビュー その1 (2019/08/31)
- 「君子の徳は風なり」 ジョジョ第5部「黄金の風」に見る『論語』の教え 考察 (2019/08/23)
- 『ASSASSINO MEMORIALE』 ジョジョ5部の暗殺チームを攻略できる乙女ゲーム 感想 ※ネタバレ注意 (2018/12/15)
- 『ジョジョの奇妙な冒険 7人目のスタンド使い』 第3部の旅に同行するRPG 感想&攻略 (2016/04/15)