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【FE 風花雪月】 アビスルート(煤闇の章)をクリアしました 感想 ※ネタバレ注意 【エキスパンション・パス】

2020/03/11
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2月13日に配信されたDLC、『ファイアーエムブレム 風花雪月』(任天堂)のアビスルート(煤闇の章)をクリアしました。ストーリーやキャラクター、戦闘・マップについて感想記事を書きます。ネタバレがガッツリ含まれます。

ファイアーエムブレム風花雪月 FE DLC アビスルート 煤闇の章

ファイアーエムブレム 風花雪月

難易度ハード&クラシックモードで始めて、煤闇の章をクリアしました。軽い気持ちでハードを選択したところ、初戦から最後までけっこう苦しみました。でもすごく面白かったです。ちなみにゆっくりと進めて13時間と少しかかりました。

以下、ストーリーやキャラクター、戦闘マップに関してネタバレ込みの感想を書いていきます。アビスルートのラスボスや風花雪月本編の情報も含まれるので、未見の方はご注意ください。

アビスルート(煤闇の章)のあらすじ

ファイアーエムブレム風花雪月 FE DLC アビスルート 煤闇の章 修道院地下の噂 ヒルダ

ファイアーエムブレム 風花雪月

アビスルート(煤闇の章)は、本編とは異なるサイドストーリーです。時期的には「女神再誕の儀襲撃事件」の翌節、つまり翠雨の節の出来事とされています。ストーリー中にコンスタンツェが「畑に翠雨」ということわざを用いますが、これは作中の時期と引っかけているのかもしれません。

まず、アビスルートのあらすじをざっくりと書きます。ある夜、不審者を追いかけて地下への入り口を発見した3級長と先生は、偶然起きていた生徒3人を引き連れて修道院のその下へと足を踏み入れます。

日の差さない地下で彼らを待ち受けていたのは、「アビス」と呼ばれる居住空間と、ユーリス・バルタザール・コンスタンツェ・ハピら「ヴォルフクラッセ(灰狼の学級)」の4人でした。交戦と和解の後、4人は近ごろ賊がアビスにたびたび襲撃を仕掛けてくると打ち明け、アビスの平和のために力を貸してほしいと主人公らに協力を依頼します。

灰狼の学級の4人と共に戦い賊を打ち払った主人公たちは、アビスの管理者である修道士のアルファルドと出会います。アルファルドは灰狼の学級の創設者でもあり、主人公に「ヴォルフクラッセの生徒たちを教え導いてやってくれないか」と頼みます。実は、アルファルドはジェラルトの古い知り合いであり、今は亡き主人公の母親の幼なじみでもありました。

賊が執拗にアビスを狙う理由に心当たりはないか。生徒らにそう問われたアルファルドは、荒唐無稽な話と前置きして、代々アビスに伝わる「始原の宝杯」の伝承を語ります。

かつて聖セイロスは、神器たる宝杯を「四使徒」に与え、彼らとともに宝杯の儀を執り行った。その目的は、失われた命をこの世に呼び戻すこと。しかし宝杯の儀は失敗に終わり、四使徒はアビス下層の「封印の谷」に始原の宝杯を封印すると、ガルグ=マク修道院を永遠に去ったのだ……と。

始原の宝杯は本当にアビスに封印されているのか? 賊たちを操る黒幕は誰なのか? そして謎多き宝杯の儀と四使徒の真実とは? ……といったあたりが、アビスルートの見どころです。

アビスルートの概要(章立てや特殊な制限など)

続いて、アビスルートの概要についてまとめます。アビスルートは全7章構成。1つの章につき1回戦闘が発生する点は本編と同じです。

ファイアーエムブレム風花雪月 FE DLC アビスルート 煤闇の章 ハード&クラシック クリアデータ

ファイアーエムブレム 風花雪月

私の場合はハークラでゆっくり進めて13時間超でクリアしました。単純に平均するなら1章につき2時間弱かかった計算になります(もちろん章によって所要時間には差があります。第3章や第6章の戦闘はかなりの長丁場です)。

アビスルートを進めていくと、風花雪月本編の方で、ヴォルフクラッセの4人を順次スカウトできるようになります(特定の章をクリアすると解放。順はコンスタンツェ→バルタザール→ハピ→ユーリス)。驚きのクリア特典も存在します(本編で支給されるアイテム)。

戦闘とストーリーの合間に与えられる自由時間(散策の機会)は計4回で、アビス以外の場所に行くことはできません。使用できる施設も武器屋や鍛冶屋などごく限られたものです。

また、アビスルートではお茶会をしたり支援会話を見たりすることはできません。後述する技能値などと同じく、キャラ間の支援値も最初から最後まで固定されています(例:同じ学級のクラスメイト同士の支援レベルはC、3級長と先生の支援レベルはそれぞれC)。

戦闘に関しては項目を分けて書きますが、本編とは違い、戦闘ユニットが最初から最後まで固定されていることがアビスルートの特徴です。

第1章ではエーデルガルトとリンハルト(黒鷲の学級)、ディミトリとアッシュ(青獅子の学級)、クロードとヒルダ(金鹿の学級)、そして主人公の7人で戦闘を行います。第2章以降はそこにユーリス、バルタザール、コンスタンツェ、ハピ(灰狼の学級)の4名が加入し、基本的には計11人で第7章まで戦い抜くことになります。上記以外のキャラクターをアビスルートで使うことはできません。

ストーリー感想

ファイアーエムブレム風花雪月 FE DLC アビスルート 煤闇の章 灰狼 ヴォルフクラッセ バルタザールの言葉

ファイアーエムブレム 風花雪月

修道院の地下に迷い込んだ主人公たちが、煤に塗れたガルグ=マクの闇たるアビスを発見し、灰狼の学級の4人と出会う。そんな導入から始まるアビスルートは、陰謀あり悲劇あり熱い戦いあり、ヴォルフクラッセの4人の魅力と絆をしっかりと描きつつ、最後は爽やかに終幕するサイドストーリーでした。本編の補完的な情報もあり、意外なキャラの再登場もありと、情報量的にも見どころが多かったです。

ストーリーに関して印象に残ったことは3つあります。1つ目は、新キャラであるヴォルフクラッセの4人の活躍が生き生きと描き出されていたことです。アビスの防衛から始まり、最終的には黒幕を突き止めてその野望を阻止する……というのがアビスルートの概略ですが、その過程において、ユーリスら4人の魅力がプレイヤーの興味を引く形で描写されていたと思います。

ユーリス、バルタザール、コンスタンツェ、ハピの4人は、様々な理由から地上を追われ、「偶然」アビスに身を寄せました。当然ながら、出身地も身分も得意分野も性格も見事にバラバラです。

そんな4人が紛れもない仲間であり戦友であること、つまり互いの信条や能力を尊重し、ピンチの際は支え合える関係性であることが、アビスルート全体を通じてしっかりと描かれていました。最初はこれまたキャラの濃い4人だなーと感じたくらいでしたが、ストーリーを追ううちに「本編でも仲間になってほしい」と思うほど4人全員に愛着が湧きました。

4人の間にはストーリーと絡んだ波乱も訪れるものの、もめた後の和解の仕方が熱くてサッパリとしていたのが好印象でした。仲間の過ちは真正面から指摘する。指摘された方もきっちりと反省し謝る。言いたいことを言い合ってスッキリしたら後には引きずらない。そういう関係は見ていて気持ちが良いし、4人とも大人だなーと思います。

2つ目に印象に残ったのは、ジェラルトの伴侶、つまり主人公の母親の情報が補完されたことです。アビスルートの重要人物である「修道士アルファルド」は、のちにジェラルトの妻となった「修道女シトリー」とともに、幼い頃からガルグ=マク修道院で育った人物です。そしてアビスルートのラストでは、風花雪月本編における核心の一つとも言える、主人公の生まれた経緯がある程度明かされます。

シトリーへの言及は、「アビスルートで先生の背景設定が補完されるのか」とちょっと驚いたポイントでした。ベレト/ベレスは容姿的にも性格的にもかなり母親似だったようです。

昔からジェラルトを知っていると言われて目を見開くほど驚いたり、後で早速両親の昔話をアルファルドに聞きに行ったりと、人並みに自分の家族のことを気にしている先生って人間味あるなー可愛いなーとしみじみしました。そういう意味で、アビスルートの結末は先生視点ではかなり悲しいものだったかもしれません。

「アビスルートは本編とは異なるサイドストーリー」と先ほど書きましたが、もっと言えばアビスルートはIFルート、第1部途中から分岐する別の世界線のお話だと言えます。というのも、(灰狼の学級の4人が修道院を旅立つラストもそうですが)終盤にレア様が主人公の出生の真相に言及するくだりがあるからです。

つまり、「第1部の翠雨の節時点で、主人公が自身の出生の秘密の一端を知ってしまう」ことになるため、翠雨の節以降の出来事への捉え方も変わってしまうんじゃないかなーと感じました(あと、たとえばアビスルートを経た後なら、ジェラルトがシトリーや教団について突っ込んだ話をしてくれるようになるんじゃないかとか)。

3つ目に印象に残ったのは、四使徒と始原の宝杯の伝承をめぐるアビスルートの本筋そのものです。1000年近く前にガルグ=マク修道院を去った4人の使徒と、アビスに身を寄せた謎の紋章を持つ灰狼の学級の4人。どう考えても関係アリアリだと思っていたので、終盤手前で種明かしが入ったときは「やっぱりね~!」の一言でした。

しかしそれでも、厳かに流れる♪「炎の紋章」をバックにリンハルトが四使徒の名を挙げ、バルタザールたちが順に自身の有する紋章の名を明かす流れにはドキドキせざるを得なかったです。プレイヤーの期待を裏切らない展開、イイですね。

アビスルートの冒頭において、修道院を去った四使徒がそれぞれフォドラのどこへ隠遁したのかが示唆されています。一人はアドラステアの山麓へ、一人はフォドラの牙へ、一人はフォドラの喉元へ、最後の一人はある街へ……ユーリスたちの出身地と照らし合わせると、だいたい「フォドラの東西南北に散った」と言えなくもないのでしょうか。

偶然ではない人の画策もあったとはいえ、1000年近くの時を経て4つの血脈が再びフォドラ中央の修道院へと集うというのは、ロマンたっぷりでワクワクする展開だなーと思いました。

キャラクター雑感

この項目では、アビスルートに登場するキャラクターの感想を書きます。具体的には、「ヴォルフクラッセの4人」、「3級長+クラスメイト3人」、「教団関係者たち」について感じたことを簡単にまとめました。アビスルートのネタバレがガッツリ&本編のネタバレが多少含まれるので、未見の方はご注意ください。

灰狼の学級(ヴォルフクラッセ)の4人

ファイアーエムブレム風花雪月 FE DLC アビスルート 煤闇の章 灰狼 ヴォルフクラッセの4人 ユーリス バルタザール コンスタンツェ ハピ

ファイアーエムブレム 風花雪月

ヴォルフクラッセのまとめ役(級長枠キャラ)であるユーリス、「レスターの格闘王」の異名を持つバルタザール、魔導に長ける高飛車お嬢様のコンスタンツェ、ため息で魔物を呼ぶ緩い雰囲気のハピ。アビスルートをプレイすると、灰狼の学級の4人にバッチリ愛着が湧きました。4人それぞれがフォーカスされ活躍する場面があるし、キャラの見せ方も「本編でもっと4人の掘り下げを見てみたい」と思えるような絶妙さだったと思います。

ユーリスは級長枠ということもあり、ストーリーの中核に関わる秘密を握っています。周囲に頼られるのも納得の兄貴肌のキャラクターで、女性的で美しい容姿と、抜け目なく胆力のある性格・言動のギャップが魅力的でした。

夜中に呼び止められる場面は「さすが思わせぶりだなー余裕たっぷりでカッコイイな」と思いましたが、アルファルド救出直前に不安と信頼を少しだけ見せてくれるシーンは、頼ってもらえている気がして素直に嬉しかったです。アルファルドやレア様、そしてクラスメイト3人との関わりもそれぞれドラマがあってよかったですね。

バルタザールは、借金取りから逃げてアビスにやってきたキャラクターです。だいたい10代後半の他キャラとは違い、ホルスト卿の友人ということもあって年は27歳。年齢のことでいじられたりと3枚目属性も入った豪放磊落な人ですが、年長者として周囲に発破をかける役目を担うなど、頼もしい一面を要所要所で見せてくれるキャラクターでした。

アビスルートをクリアした限りでは、新キャラ4人の中でバルタザールが一番好きです。普段テキトーでふざけた言動をしていても、肝心なところでは年相応の対応をしてくれるキャラクターなんですよね。たとえばユーリスに裏切られたとき、「お前を見抜けなかった自分にがっかりだ」と発言する場面は印象に残りました。あと、終盤にユーリスを一発殴るシーンも実に王道的でよかったです。男前だな~締まるな~とひとしきり思いました。

すぐ上でもユーリスとのやりとりを引き合いに出しましたが、個人的にバルタザールとユーリスの関係が良いなーと思いました。ユーリスは人望あるまとめ役なので、周囲にとっての冷静で頼もしい兄貴分はユーリスなんですよね。でも当のユーリスが揺らいだとき、年長者としてユーリスをフォローできるのはバルタザールなんだろうなと短いストーリーの中でもなんとなく感じました。

コンスタンツェ=フォン=ヌーヴェルは率直に言って属性山盛りのキャラクターでした。貴族身分へのこだわり、プライドの高さ、ノブレス・オブリージュの精神、まさかの二重人格、裏の人格は自虐的……と、パッと見ではあえて既存キャラたちの要素をミックスさせて造形されたのかなとも感じます。

ただ、亡き両親を思いお家再興に熱意を燃やすなど、たくましく健気でへこたれない精神性がコンスタンツェの何よりの魅力かなと個人的には思います。宝杯の在処を突き止めたり裏切者の存在を疑ったりと、理を働かせて先を見通している点も印象的でした。

二重人格については、最初にプロフィールを確認した時点で「あれ?」と思ったんですよね。好きなもの・嫌いなもの欄になぜかカッコ書きがあり、実質2通りのことが書かれていたので。封印の谷でジメジメモードになって登場し、高飛車お嬢様モードとは似ても似つかぬ戦闘セリフを言い出す流れには笑いました。発声自体は相変わらずスラスラと滑らかだからよけいに面白いです。

頭脳面でたびたびアビスに貢献しつつも、実はコンスタンツェはヴォルフクラッセの最年少キャラだったりします。意気揚々と話し出したコニーを軽く流したり、自虐モードに入った際は呆れながら励ましたり、他3人がコンスタンツェの扱いを心得つつ可愛がっている感があってなんだか微笑ましかったです。

最後にハピですが、いそうでいなかったキャラのような気がします。物言いこそゆるい感じですが、警戒心が強かったり対人関係にあまり期待していなかったりと、基本的には厭世的で冷めた性格をしていることが新鮮でした。
もちろんけしてクラスメイトやアビスへの情がないわけではなく、ストーリー内の言動や特殊会話を拾っていくと、ハピなりに仲間や居場所を大事に思っていることが分かるのも良いバランスだと思います。

一番印象に残っているのは、「アルフさん、人に戻れないのかな。なんか……。死者を生き返らせようと頑張って自分が死ぬなんて……最悪じゃん」という終盤のセリフです。表情と声音を併せると、ハピの感じているやるせなさ・空しさがすっと伝わってきて、プレイヤーとしても切ない気持ちになりました。2回にわたる対アルファルドの交戦時特殊会話も、なんとも言えず物悲しいものでした。

現状支援会話を確認してみたいのは、ダントツでハピかもしれません。人体実験をされて特異体質になり、そこから教団の監視下に入り……と波乱万丈の人生ですが、そもそもどこにいたのか、アビスに住むまでの間に教団と具体的にどんなやりとりをしていたのかなど、色々と気になることが多いです。

最終決戦直後のシーン(4人の後ろ姿が映るシーン)でようやく気づきましたが、ヴォルフクラッセの4人の制服(アルファルドが用意したもの)には、どれも「黒い鎖」を思わせる意匠があしらわれているんですね。4人がアビスへと導かれた真相やアルファルドとユーリスのやりとりを見ても、鎖様のアクセサリーは、灰狼の学級の生徒たちがアビスに囚われていることを暗示するものなのだろうと思います。

日の差さないアビスの煤闇に身を寄せた4人が、最終的には地上の大聖堂で夜明けの光に身を浴し、戒めの鎖から解き放たれて修道院から旅立っていく。なんともきれいで胸が熱くなる構成だなーと思い、4人とお別れするエピローグを感慨深く眺めてしまいました。

紅花のラストマップの仕様でも思いましたが、風花雪月は細部をストーリーと絡めて意味を持たせるのがうまいなあとつくづく思います。

黒鷲・青獅子・金鹿の生徒たち

ファイアーエムブレム風花雪月 FE DLC アビスルート 煤闇の章 3級長び計略 エーデルガルト ディミトリ クロード

ファイアーエムブレム 風花雪月

本編に引き続いてアビスルートに登場するのは、エーデルガルト、ディミトリ、クロードの3級長と、たまたま通りかかったリンハルト、アッシュ、ヒルダの3人。最近は2部をプレイすることが多かったので、生徒時代の姿がやけに新鮮に思えました。みんな可愛い。

3級長がそれなりに仲良く共闘している姿を見られることは、アビスルートの魅力の一つだと思います。戦闘時もそうですが、ストーリー中でも先生と一緒にアビスの4人を手助けすべく精力的に動いてくれます。

自由時間に少し絡みがあるのもいいですね。特にエーデルガルトの髪色の変化をディミトリが尋ねるシーンは、エーデルガルトの濁し方も含めてちょっとおおっと思いました。アビスルートは明確なIFルートなので、2人のこのやりとりからも何かしら未来に変化が生じるのかなーと感じてしまいました。

3級長絡みで面白かったシーンは、「静謐な場所ってどこだろう」に「食堂とか……」と答えたときのディミトリの反応でしょうか。レア様も同席している緊迫した場面でボケる先生と、ボケに真面目に返すディミトリに笑いました。撤退戦での天然の入った発言も面白かったです。

あと、バルタザール(27)が年齢いじりをされる流れで、エーデルガルトがヒューベルト(20)を引き合いに出すシーンも印象に残っています。「ああ、そこで比較対象にヒューベルトを挙げるんだ」と思わず笑った後、「まあずっと一緒にいる年上の男だもんなー」とほのぼの&しみじみしました。

また、アッシュはユーリス、ヒルダはバルタザール、リンハルトはハピ&コンスタンツェと程度の差はあれ絡みがあった印象です。特に前の2組は、ストーリー中や交戦時はもちろん、最後のお別れシーンでも会話があるので、ある程度推されているコンビなのかなーと感じました。

リンハルトは灰狼の4人との絡みはさほどないものの、アビスルートのキーとなる四使徒について要所要所で解説するなど、紋章研究キャラとしてかなり美味しい出番を貰っていた印象です。四使徒にいち早く反応して情報を出す(そしてアルファルドに微妙に遮られる)シーンとか、第5章の3級長と並んで登場しヴォルフクラッセの4人に質問をするシーンとか。

最後に、個人的に嬉しかったのは、選択肢次第でリンハルトがエーデルガルトを若干からかう場面があったことです。めっちゃ好きなキャラ2人が揃って煤闇の章に登場する、その事実だけでも十分に満たされていましたが、具体的な絡みがあってガッツリテンションが上がりました。まあ絡みと言っても、「エーデルガルトさんは~」→(無言&横目で怖い顔をするエル)程度で本当にちょっぴりなんですが、それでもすごくハッピーでした。

3級長が順に発言する場面では背後にそれぞれのクラスメイトが映りこむことが多く、リンエデがちょくちょく同じ画面に並ぶだけでもわりと嬉しかったです。

セイロス教団の関係者

ファイアーエムブレム風花雪月 FE DLC アビスルート 煤闇の章 アロイスとレア

ファイアーエムブレム 風花雪月

前節に西方教会の絡む聖廟襲撃事件があったせいで、セイロス騎士団の主力は出払っています。そのため、本編から続いて登場する教団関係者はレア様とアロイスの2人のみです(あと、よく大司教の部屋に控えている司祭のおじいさんも地味に喋ります)。

アロイスについては、アビスの4人や先生との絡みもあって出番が意外に多かったです。ダジャレ炸裂→スルーされる、「赤の他人だ」→しょげて悲しむ、宝杯を見ての迫真の「ぬわーーーーっ!!」など、相変わらず元気なおじさんだなーと大いに癒されました。

そしてレア様ですが、相変わらずの秘密の多さが今回の事件を招いたと言ってもいいのかもしれません(激高したアルファルドの指摘もまあもっともです)。主人公への真実の伝え方も、(本編への配慮かもしれませんが)ちょっと迂遠な言い方じゃないかなーとも感じました。

ただ、レア様がシトリーやアルファルドに愛情を抱いていたのもまた真実なので、今回の一件は純粋に悲劇なんだろうなとは思います。ユーリスへの接し方は、指導者らしい慈愛と威厳の感じられるものですごく良かったですね。

アビスルートの黒幕兼ラスボスであるアルファルドについては、主人公への接し方を見ても、シトリーを純粋に愛していたことが感じられる点がよかったです。暴走したとはいえ、被害を受けたヴォルフクラッセの4人がアルファルドを非難する方向へ振り切れないのも、彼がもともとは善人だったことの証左なのでしょう。

10年前にシトリーの亡骸を見つけた瞬間がターニングポイントだったなら、レア様は無自覚とはいえ周囲に業を背負わせるお方だなーと若干思ってしまいます。

戦闘&マップ雑感

ファイアーエムブレム風花雪月 FE DLC アビスルート 煤闇の章 バルタザールの遠当て

ファイアーエムブレム 風花雪月

アビスルートは全7章なので、戦闘の機会は7回あります(つまりマップは7つ)。数度に渡る増援をさばく戦闘、ゴーレム&幻影兵多発の戦闘、撤退戦、分離されてのギミック解除戦など、敵や状況が多彩でどれもやりごたえがありました。

先ほども述べた通り、アビスルートはメンバーが基本的に11人で固定されます(主人公+灰狼4人+黒鷲・青獅子・金鹿から各2人)。かつ、ストーリー中にレベルアップはしても、技能値(指揮、剣、魔法など)は成長しません。変更できる戦技、兵種なども最初から決まっています(戦闘を重ねても追加されず)。

したがって、アビスルートは、役割も性能も異なる11人をフルに使って戦うことを前提に設計されていると言えます。キャラの成長・強化が制限されているという意味で、より戦略SLGらしいバトルを楽しめるルートかもしれません。

最終戦までクリアしての雑感は、「まさに11人全員で仕事をしたなあ」でした。特に難易度ハードの場合は、11人全員の力をうまく生かしていかないと勝てない、かつ生かして戦った方が楽しい場面が多い印象です。ある程度のごり押しが通用する本編とは違い、たとえば3すくみをキッチリ意識しないとうまく勝てなかったりするところが面白かったです。

ヴォルフクラッセのお披露目ルートということもあり、新キャラ4人は中盤~終盤で戦闘の中心となって華やかに活躍してくれました。
器用で機動力のあるユーリス(トリックスター)、前線で安定して戦えるバルタザール(バトルモンク)、サンスト持ちで決定力のあるコンスタンツェ(ダークペガサス)、闇魔法使いで補助にトドメにと動けるハピ(ヴァルキュリア)……と役割も分かれていて使いやすいですね。新兵種を引っ提げての参戦なので、単純にそれぞれのモーションを見ているだけでも楽しかったです。

とはいえ、3級長とクラスメイト3人もすべての戦闘において欠かせない活躍をしてくれました。基本的には初期設定の兵種通りに運用しましたが、クロードはスナイパー、ヒルダはPナイトに転職して終盤まで戦ってもらい、最終決戦あたりでそれぞれドラゴンナイトとウォーリアーに戻しました。

安定の盾役エーデルガルト(剣も振れる)、騎馬で槍持ちのディミトリ(アサシン相手にヒット&アウェイしたり)、遊撃にトドメに装甲壊しにと出番の多かったクロードとアッシュ(クロードは与ダメージ量、アッシュは狙撃で差別化)、ひょいひょい可愛く回避しつつガッツリ削ってくれるヒルダ、回復ときどき風魔法のリンハルト……と、各人に役割を持たせつつ戦うことができました。

欲を言えばクロードにもうちょっと良い戦技が欲しかったくらいで、キャラの選出も兵種・戦技も良い感じだったんじゃないかと思います。あと、先生は言うに及ばずというか、単純な戦闘でも計略面でも頼れるユニットでした。

それでは、ここから7回の戦闘(難易度ハード)について感想を書いていきます。戦闘中に発生する特殊会話などにも触れているので、ネタバレにご注意ください。

アビス遭遇戦(EP.1)

エピソード1の戦闘は、「アビス遭遇戦」。そのタイトル通り、不審者を追いかけてアビスに迷い込んだ主人公たち7人がヴォルフクラッセの4人と遭遇し、そのまま交戦状態に陥ります。

まあ最初の戦闘だしなーと思って舐めたプレイングをしたところ、最前線のバルタザールたちにボコボコにされた記憶があります。ヴァジュラ強い。いきなり戦技(魔拳)を使われるとは思いませんでした。心を入れ替えてリセットし、慎重に戦ってなんとかクリアしました。

正直最初のバルタザール+アサシン+拳闘士をさばくのが一番難しかったかもしれません。ハピは攻撃範囲に注意する、コンスタンツェは接近された時点で早めにダウンさせる、ユーリスは接近時に手下に計略(例:火計)をかまして削る……という感じで進めました。ユーリスは交戦すると普通に必殺を出してくるので、カッコいいなーと得した気分になりました。

ヴォルフクラッセの初登場戦ということで、奥に進むたびに細かく会話が発生するのがこの遭遇戦の醍醐味の一つかもしれません。いわばアビスの住人達による退屈しのぎの「戦争ごっこ」に付き合う形なので、さほど緊張感もなく話は進みます。

対バルタザールではクロードとヒルダ、対コンスタンツェではエーデルガルト、対ユーリスではアッシュに交戦時の特殊会話が用意されています。対ハピはリンハルトあたりかなーと思ったのですが、特に何も発生しませんでした。コンスタンツェとエーデルガルトの噛み合わない会話が面白かったです。

地下闘技場の激戦(EP.2)

エピソード2の戦闘は、「地下闘技場の激戦」。ユーリスの作戦でアビスにあえて引き入れた賊を、古い遺構と思しき地下闘技場で迎え撃つバトルです。

1つの敵グループを倒すと、マップの四隅から何度か新たな敵グループが出現し、終盤にはなんと死神騎士も乱入します。正式に加入した灰狼の学級の4人を加えつつ、回避・魔防・防御床含めてポジショニングに気を配りつつ戦うことになるマップでした。

敵がそれなりに強い上に、出現した増援がすぐさま中央に迫ってくるので、やはり苦しみながら戦った覚えがあります。いきなりふらりと現れる死神騎士には正直笑いました(こっそりとため息をつくエーデルガルトにも笑いました)。聖廟襲撃の翌月ということで、さっそく逸楽を求めてやってきたようです。ハードだと第三勢力の死神騎士にかまっている余裕がなかったので、後で会話を回収しました。

死神騎士と交戦すると、特定のキャラでは特殊会話が発生します。かなり豊富でチェックのし甲斐がありました。自分で確認したのは、主人公(安定の死合い)、エーデルガルト(上司の言外の圧力に無言を貫く死神騎士)、バルタザール(死神騎士の業深さを見抜き驚く)、コンスタンツェ(死神騎士の佇まいに既視感を覚える)です。死神騎士は応撃持ちの上に必殺をポンポン連発するので、確認するのも一苦労でした。

宝杯到達戦(EP.3)

エピソード3の戦闘は、「宝杯到達戦」。コンスタンツェ主導のもと始原の宝杯を求めて封印の谷へやってきた11人は、宝杯を守護するゴーレム&幻影兵と戦うことになります。

待ち受けるゴーレムたちを倒しつつ、最上部から出発して封印を解除するべくマップ最下部を目指す戦闘です。初の屋外戦ということで、コンスタンツェの豹変がお披露目されるバトルでもあります。

個人的には、アビスルート第一の鬼門となる戦闘でした。マップ上部のゴーレムや幻影兵は、攻撃範囲にさえ踏み込まなければ襲ってくることはありません(マップ下部へ立ち入ると動き出す)。一方で、スタートしてすぐに通常ゴーレムが下部から何体も湧き始めるようになります。

強力な改・ゴーレム2体に計略を温存しつつ、無限湧きゴーレムと通常配置ゴーレムを最小限の攻撃で仕留め、次いで嫌な位置に陣取っている幻影兵も倒していく……倒すべき敵と放っておいた方がいい敵を区別しつつ、リソースを大事に進軍するのが重要になるマップという印象です。

実際のプレイ時には、開始直後から何度かつまずいてやり直した記憶があります。「上2体のゴーレムには触れない」と決めてからはなんとか封印解除まで持っていけたものの、封印解除後のトラップにまんまと引っかかってGAMEOVERになりました。トラップをまったく想定していなかった愚昧な自分と2時間弱がパーになったことに絶望し、その日はそこで投げて翌日やり直しました。

さすがに何度かやると最適な進軍ルートも分かったので、再プレイ時はサクサクと封印を解除することができました。7度の戦闘を振り返っても2番目に苦労したマップでした。

交戦時の特殊会話はたぶんありませんが、トラップ作動時のクロード「(こんなトラップを仕掛けるなんて)いい性格だぜ」→エーデルガルト「本当にね、貴方の考えそうな罠だわ」には笑いました。エーデルガルトとクロードのやりとりはそこはかとなくプロレス感があって好きです。

地下道挟撃突破戦(EP.4)

エピソード4の戦闘は、「地下道挟撃突破戦」。封印の谷で見事宝杯をゲットしたのもつかの間、改・ゴーレムと幻影兵に追われた11人は、アビス・地下道にて決死の撤退戦を繰り広げることになります。エピソード1でもチラッと匂わされていた敵を足止めする仕掛けを作動させつつ、マップをぐるりと回って11人全員が安全地帯にたどり着けばミッションクリアです。

さんざん苦労した宝杯到達戦後のこのバトルが、個人的にはアビスルートで一番楽しい戦闘でした。通常とは異なる撤退戦(正面からの抗戦を避け、殿を守って逃げながら戦う)ということで、新鮮でもあり手に汗握るスリル感もあり、プレイしていてとにかくドキドキしました。実際「残り0ターン」とカウントされる直前でようやく撤退が完了するなど、絶妙な「ギリギリで切り抜けた感」が味わえる戦闘でした。

この戦闘での個人的なハイライトは、殿で計略を使って幻影兵を防いでくれたエーデルガルト(移動力低め)を、ユーリスの「トリック」で安全な範囲へと脱出させたときです。「これってトリックの使いどころじゃない!?」と気づいた瞬間テンションがMAXになり、作戦が無事に成功したときにはもう独りでヒャッハー状態になりました。深夜でよかったです。

終盤に賊が続々と出現する場面もかなり面白かったです(※最後の区画にユニットが1人入るごとに賊が1人出現するシステム)。魔法職や弓職のキャラは前に出すとさすがにあっさりやられるが、グズグズしていると幻影兵も迫るし何より時間切れになってしまう……味方の移動力にも気を配りつつ、どこで誰に計略を使わせるかで大いに悩みました。挟撃自体よりも、タイムアップにならないように進むのが難しいなと感じました。

終わってみれば一発でクリアできたので、前エピソードとは違ってスッキリと戦闘を終えることができました。こういう撤退戦マップは楽しいのでもっとやりたいなーと思いました。

旧礼拝堂攻囲戦(EP.5)

エピソード5の戦闘は、「旧礼拝堂攻囲戦」。とらわれたアルファルドを救い出した11人は、ならず者のメトジェイ率いる賊たちと交戦することになります。舞台は嫌な思い出の多い旧礼拝堂です。

バルタザールがハピの召喚した巨鳥とともにマップ端に孤立した状態でスタートしますが、全体的な流れは通常の戦闘と変わりません。左上にいるメトジェイの部下が増援を呼ぶので、早めに倒してから右下のメトジェイを目指すことになります(ターン経過によってユーリスのヒント会話が発生)。

メトジェイが登場して戦うことになる流れは意外すぎて面白かったです。エーデルガルトとの交戦時に特殊会話が発生しますが、メトジェイが皇女のエーデルガルトに「まさか」と驚く一方、エーデルガルトの方は「不敬な輩ね」と特に面識もなさそうでした。

「数節後には帝国の貴族に雇われて秘密の作戦をする」との匂わせや、死神騎士の場合とは違ってエーデルガルトが無反応だったことを見ても、メトジェイはエーデルガルトの部下ではなく、おそらくアランデル公が雇った人間だったのでしょう。本編では謎の残るポジションのキャラだったので、このDLCでさりげなく補完されて嬉しかったです。

宝杯の儀の攻防(EP.6)

エピソード6の戦闘は、「宝杯の儀の攻防」。宝杯の儀を阻止すべく、主人公たちは孤立したヴォルフクラッセの4人を救ってアルファルドを撃破することになります。舞台はおなじみの聖廟です(前節の戦いと言いけっこう踏み荒らされている印象)。

アルファルドはマップ最深部に陣取っていますが、宝杯の儀によってステータスが強化されているため、そのまま挑んでもまず倒せません。アルファルドを弱体化させるべく、当初は魔力を吸われ続けているユーリスたちを解放し、宝杯の儀を失敗させる必要があります。

アビスルート第二の鬼門、というよりシンプルに一番難しい戦闘でした。左右のアサシンや斧敵、手前の重装敵もそこそこ強いですが、何より聖廟中央にいるサンスト持ちの三魔道師がキツイんですよね。孤立したユーリスたちと合流するのも最初は難しく、長丁場なのでちょっとしたミスもできないシビアなマップでした。

あと、ボスのアルファルドが強かったです。攻撃範囲が広く、魔防が低いユニットで挑むと確定で一撃死する上に、魔法攻撃がまず通らない(かつ撃ってはいけない)敵でした。決定打になれる&メティオを一発しのげるのは主人公、エーデルガルト、バルタザールあたりでしたが、ポジショニングのせいで1距離で攻撃する機会がどうしても少なくなるため、どう攻めるべきかかなり悩んだ覚えがあります。

最初にクリアしたときはユニット1人を犠牲にしてしまったので、結局気合を入れて最初からやり直しました。最終的には、2回クリアしたその2回とも、因縁の深い主人公が必殺を出して片を付けてくれました。敬語必殺のカッコよさは異常だと思います。

アルファルドと交戦したときの特殊会話は、ヴォルフクラッセの4人と主人公に用意されています。どの会話も一見の価値ありですが、バルタザールとアルファルドのやりとりが個人的には好きです。大人同士な雰囲気があってグッときました。

大聖堂の戦い(EP.7)

ファイアーエムブレム風花雪月 FE DLC アビスルート 煤闇の章 赤き獣 赤き衝動

ファイアーエムブレム 風花雪月

エピソード7の戦闘は、「大聖堂の戦い」。ヴォルフクラッセの4人と主人公たちは、宝杯の儀の果てに「赤き獣」と化したアルファルドとの最終決戦に挑みます。狭いマップで強力な魔獣を相手取って戦う、最終戦にふさわしい盛り上がりどころの多いバトルでした。

赤き獣は、真の姿を顕現した女神の眷属にも匹敵する力を有しています。体力が多いのもそうですが、特徴的なスキルは「愛執の亡霊」と「赤き力」。2つ合わせて、自身の分身(アルファルド)を作り出し、その分身からターン終了ごとにHPを吸収し回復する能力です。アルファルドの幻影にも注意を払いつつ、本体である赤き獣を着実に削っていく必要があります。

難易度はこれまでのマップよりも低いですが、一方で最高に盛り上がった楽しい戦闘でした。反撃に耐えながら攻撃するということで、大いに活躍してくれたのは3級長とバルタザールと先生でした。肉弾戦で障壁を割りつつ、魔物砕き・魔物撃ち・魔物貫き・魔拳・破天etc.を叩きこむ……やっぱり対魔獣戦は派手でいいですね。他の生徒は幻影に対処し、計略は11人全員が使い切ったりと、まさに総力戦と言うにふさわしいバトルでした。

もとを辿ればアルファルドが相手なので、皆ちゃんと敬語を使って必殺を出すのも見どころと言えば見どころでした。前章の聖廟戦は先生の必殺で決着がつきましたが、今回の大聖堂戦ではエーデルガルトが必殺(「叩き伏せます!」)を出して幕を引いてくれて、「何この流れ超カッコイイ」とひとりで盛り上がりました。

あと、ドラゴンナイトのクロードが「これでどうです?」と華麗に必殺を決めた場面は思わず痺れました。カッコイイ。弓持ちドラゴンナイトのモーションって最高に素敵ですね。

ちなみに、赤き獣による全範囲攻撃(「赤き衝撃」)を食らうと、ヴォルフクラッセの4人による特殊会話が発生します。これまでの展開を踏まえると胸熱なセリフをユーリスが言ってくれたりもするので、一見の価値ありかもしれません。

また、灰狼の学級の4人が赤き獣と交戦すると、特殊会話が発生します。アルファルドはすでに意思疎通の能力を失っているので、会話と言うよりは「語りかけ」と表現した方がいいかもしれません。どれもしんみりとしましたが、ユーリスとハピの独白めいたセリフがなんとも切なかったです。

*****

予想以上に楽しくプレイできるサイドストーリーでした。新キャラ4人をスカウトしたくて早速第1部からスタートしたところ、二つ返事で協力してくれて驚きました。違う世界線の記憶が残っているかのような気安さに、「アビスルートでの戦いが懐かしいなあ」と早くも思い返してしまいました。今後の展開が楽しみです。

思いのほかリアルが忙しくてアレですが、風花雪月関連の記事はもっと色々とアップしたいなーと思っています。気長に頑張ります。

『FE風花雪月』の本編に関する感想記事も書いています。

『ファイアーエムブレム 風花雪月』(紅花の章/黒鷲→覇道ルート)をクリアしました 感想 【FE 風花雪月】

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かーめるん
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