『180sDIEving』 深海生物の図鑑をコンプリートする 攻略 ※ネタバレ注意
深海を探索して生き物とたわむれるADV、『180sDIEving』の深海生物図鑑をコンプリートする攻略記事です。※ver 1.05でプレイしています。制作者はじゃむさんっぽいど様。作品のダウンロードページ(ふりーむ!)はこちらです。 → 180sDIEving
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『180sDIEving』の深海生物図鑑(全)をコンプリートしました。「暇だしせっかくだから図鑑をコンプしよう」と思い立ったはいいものの、途中で諦めようかと思ったくらいに時間がかかりました。「あと2種でコンプ!」になってからが本当に長かったです。
図鑑コンプリートの喜びのままに、「図鑑コンプに役立つ攻略メモ」を記事としてまとめました。図鑑埋めはけっこう根気のいる作業ですが、深海エリアと出現する生物の関係性を意識すれば、効率的に探索を進められるのではないかと思います。
以下、「深海生物の名前」や「図鑑のだいたいの登録順」のネタバレが含まれます。未見の方や、自分で確認するまで見たくない方はご注意ください。
図鑑をコンプするにあたって把握すべきこと
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図鑑をコンプリートするにあたって、第一に、「『180sDIEving』で探索できる深海エリアは3通り存在し、エリアごとに出現する生物が異なる」ことを把握しておきましょう。
ゲームが始まるのは常に潜水艦の中からであり、潜水艦の外には深海が広がっています。深海の様相は以下の3通りです。「はじめる」を選ぶたびに、下記3つのうち1つの深海を180秒使って探索することができます。
- 4層構造の巨大な物体が沈んでいる、ゆったりとしたミュージックの流れる深海(巨大構造体エリア)
- 潜水艦から右へ行くと紫色の洞窟がある、軽快なミュージックの流れる深海(紫洞窟エリア)
- 難破船と木のような海底植物がある、切ないミュージックの流れる深海(難破船エリア)
図鑑を埋める上では、上記の通り、「探索可能な深海は3通りある」ことを認識するのが非常に重要です。というのも、エリアによって出現する生物がまったく異なるからです。
実は、どの深海にも出現する4種を除き、すべての生物は特定の深海エリアにだけ出現します。たとえば「シーキャット」は、「4層構造の巨大な物体が沈んでいる深海」(巨大構造体エリア)にのみ出現します。他の2つの深海(紫洞窟エリアor難破船エリア)には「シーキャット」は出現しないので、「シーキャット」を探すなら、巨大構造体エリアを狙って探索する必要があるわけです。
もっとも、潜水艦を出るまではどの深海が外に広がっているかは分かりません。そこで、外に出た瞬間に聞こえてくるBGMをもって判断し、目当てのエリアでないならリセットするのがオススメです。3つのBGMはどれも特徴的なので、何度か聴いていれば自然に覚えられると思います。
ただし次に問題になるのは、「3つのうち、どの深海にどの生物が出現するのかそもそもわからない」ことだと思います。
実は、1つの深海につき、そこにしか登場しない生物は13種存在します。「特定の深海にしか出現しない生物13種」×「3つの深海」=39種、ここに「すべての深海に出現する生物4種」を加えれば、計43種で図鑑がすべて埋まることになります。
また、図鑑では、「同じ深海に出現する生物」は基本的にひとかたまりで登録されます。具体的には、ある例外*を除き、「全エリアに出現する生物」→「巨大構造体エリアに出現する生物」(13種)→「紫洞窟エリアに出現する生物」(13種)→「難破船エリアに出現する生物」(13種)の順に並んでいます。
したがって、ある程度図鑑を埋めた後なら特に、「この空欄の生物は○○エリアにいるのでは」と推測できる仕様になっています。
「あと数種類でコンプできる」という段階にまで来たとき、図鑑の空欄とにらめっこしつつ探索するエリアを絞ると、かなり作業効率を上げられます。たとえば「図鑑の一番下が埋まらない」場合は、難破船エリアが出るまでリセットし、難破船エリアが出たときのみ探索すれば良いわけです。
*例外は「フォクロック」。全エリアに時間指定で出現する生物で、なぜかシーゲストとモナカの間という中途半端な位置に登録されます。フォクロックを抜くと、13種+13種+13種で区分けされ、きれいに並びます。
以上、深海の違いと出現する生物の関係についてまとめました。自分でプレイしたときは、「深海ごとに出現する生物が違う」→「図鑑の並びって3つの深海ごとに区分けされてる?」→「もしかして各深海に13種の固有生物がいる?」と推測し、探索するエリアを絞ることでなんとか図鑑を埋めることができました。3つのエリアを手当たり次第に探すしかないとなれば、さすがに途中で諦めていたかもしれません。図鑑の登録順は本当にありがたい仕様でした。
諸注意
次の項目から、3つの深海エリアごとに出現する深海生物を説明していきます。「すべての深海エリアに出現する生物」については、一番最初にまとめました。「深海生物の名前のネタバレ」があるのでご注意ください。
生物の説明に若干わかりにくい箇所があるなーと思ったので、この項目では一応の注意を書いておきます。必要ない方は飛ばしてください。
深海生物は基本的に、「海底と平行に左or右に一直線に進む」、「海底と直角に上下に移動する」、「海底or岩盤に固着し動かない」のいずれかのパターンで活動します。そこで、「海中を左or右に進むか、上下移動か、不動か」についてまず書きました。
次に、海中を左or右に進む生物(基本的に魚)の場合、左と右のどちらを向いているかが異なります。右方向へと泳いでいく生物は、何度リセットしても出現するときは右向きに泳ぎ続けます。そこで、「海中を左or右に進む場合、左右のどちらを向いているか」を記載しました。
最後に、移動速度は生物によって異なります。(障害物のない場所で左右キーを押しっぱなしにした場合の)主人公の移動速度を基準にすると、深海生物の速度は「超高速」、「高速」、「主人公と同程度」、「ゆっくり」、「極めてゆっくり」の5段階に分類されます(あくまで主観です)。泳ぐ方向によっては目当ての生物を見つけにくくなってしまうため、「どの程度の速度で移動するか」を記載しました。
ちなみに、「極めてゆっくり」と移動するのは、基本的には海底を這うor海中を上下に移動する生き物です。一方、海中を左or右に進む生物(魚)は、「超高速」~「ゆっくり」な速度で移動します。
「主人公と同程度」で移動する生物の場合、競り合うと主人公の方がわずかに移動速度が速いため、時間はかかるものの追いかけて追いつくことは可能です。「超高速」や「高速」の場合は、生物の進む向きとは反対方向へ向かうことをオススメします。
また、ある程度のイメージを持って探索できるように、「深海生物の見た目」についても簡単に触れました。あまりつっこんだ情報は書かないようにしています。
最後に、あくまで主観ですが、「レア度」も3段階で表記しました(すべての深海エリアに登場する4種は除く)。図鑑コンプまでプレイした上での、「この生物はよく見たな」「この生物は撮影するまでに相当時間がかかったな(いまだに1回しか見てないな)」といった認識に基づくものです。個人の引きの良さにもよると思うので、「レア度:★★なのにまったく出ない~」といったツッコミはナシでお願いします。
すべてのエリアに出現する深海生物
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3つすべてのエリアに出現する深海生物は、4種類存在します。まず、図鑑の1~3番目に登録される「スネーカー ピンク」、「スネーカー ブルー」、「ユリドウナ」は、出現率が非常に高い3種です。
「スネーカー」は海底に固着しているヘビのような生物です。ピンクスネーカーとブルースネーカーの2通りいます。どちらも動き回りませんが、近づくと消えてしまうので素早くCキーを押す必要があります。
「ユリドウナ」は大きなサメであり、主人公と同速度で左(←)に移動しています。たぶんこのゲームで一番よく目につく生物ではないかと思います。
また、スネーカー2種とユリドウナのほか、「フォクロック」もすべての深海に出現します。ただし、出現する時間帯は16:00~17:00のみなので、狙ってプレイする必要があります。
16:00~17:00の間ならば出現率は非常に高いので、時間帯さえ合えば撮影はたやすいはずです。非常に小さい生物なので、うっかり見落とさないようにだけ注意しましょう。
巨大構造体エリアに出現する深海生物
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3つの深海エリアのうち、「4層構造の巨大な物体が沈んでいる、ゆったりとしたミュージックの流れる深海」に出現する生物について説明します。
先ほども書いた通り、3つの深海エリアには、そこだけにしか出現しない生物がそれぞれ13種存在します。以下、図鑑の上の方から書いていきます。
「シーキャット」(レア度:★)は、右方向(→)にゆっくりと移動する生物です。名前の通り、ネコのような魚です。スタート直後に潜水艦から左の岩盤の上に乗ると、ちょうどふら~っと泳いでくることが多い気がします。出現率は高い方です。
「ルート」(レア度:★)は、海底を極めてゆっくりと移動しています。水色の枝のような生物です。巨大構造体の周辺にいることが多いです。
「ムギ」(レア度:★)は、左方向(←)に主人公と同速度で移動しています。うねうねと泳ぐピンク色の魚です。巨大構造体の一層目と二層目の間あたりの高さを泳いでいることが多いです。
「レッドマージ」(レア度:★★)は、赤いタコです。行動パターンは、上下にゆっくりと移動するか、左方向へゆっくりと移動するかの2通りに分かれます(異なるパターンをとるのは珍しい)。たいていはマップ上部にいます。
「チェチェイ」(レア度:★)は、潜水艦から左に行った、行きどまりの海底に固着しています。いわゆるイソギンチャクです。
「タム」(レア度:★)は、海底を極めてゆっくりと移動しています。ピンクのハサミを持つヤドカリで、岩に紛れて見えにくいので注意しましょう。
「コットンキャンディ」(レア度:★)は、上下に極めてゆっくりと移動する、水色のふわふわなクラゲです。
「ピカズヤン」(レア度:★)は、海底を極めてゆっくりと移動している、黒っぽいグソクムシのような外見の生物です。たいていは巨大構造体周辺にいます。
「ネフラデル」(レア度:★)は、上下にゆっくりと移動している、水色の小さなクラゲです。たいていは巨大構造体の周囲にいます。
「アケ」(レア度:★)は、右方向(→)に主人公と同速度で移動しています。紫色の小さな魚です。巨大構造体の二層目あたりの高さを泳いでいることが多く、何匹かで群れることもあります。
「カンミー」(レア度:★)は、左方向(←)に高速で移動しています。ピンク色の小さな魚です。
「ユージェイ」(レア度:★★)は、上下にゆっくりと移動する、シャンデリア状のクラゲです。基本的には巨大構造体の近くにいます。
「エアスター」(レア度:★)は、上下に極めてゆっくりと移動する、黒っぽいクラゲです。ユージェイより出現率が高く、たいていは巨大構造体の周辺にいます。
2. 紫洞窟エリアに出現する深海生物
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続いて、「潜水艦から右へ行くと紫色の洞窟がある、軽快なミュージックの流れる深海」に出現する深海生物13種について説明します。
「シーゲスト」(レア度:★★★)は、左方向(←)に移動しています。このゲームに出現する魚・サメの中では、おそらく最も巨大な体躯を持っています。数時間延々とプレイして見かけたのは1回だけなので、出現率もたぶんこのエリアで一番低いのではないかと思います。
「モナカ」(レア度:★)は、左方向(←)にゆっくりと移動している、青色のエイです。
「モッチ」(レア度:★★)は、左方向(←)に主人公と同速度で移動している、水色の小さな魚です。体色もあって見落としやすいので注意しましょう。
「クーロン」(レア度:★)は、巨大岩の右あたり、青い海藻が何本も生えている海底周辺を極めてゆっくりと移動しています。「九龍」の名通り、龍のような外見の生物です。
「クック」(レア度:★)は、右方向(→)にゆっくりと移動しています。三つ目で顎のしゃくれた魚です。
「フラットヘア」(レア度:★★)は、海底に固着して動きません。名前通り、髪の毛の一房のような見た目の生物です。
「ダイスフィッシュ」(レア度:★)は、右方向(→)に主人公と同速度で移動しています。四角いピンク色の魚であり、数匹で群れていることが多いです。
「タートルロック」(レア度:★)は、海底を極めてゆっくりと移動します。岩を甲羅にした非常に大きなカメであり、巨大岩の近くや洞窟の中にいることが多いです。
「ファクター」(レア度:★★)は、上下に極めてゆっくりと移動する、ピンク色のUFOめいた外見のタコです。潜水艦の真上をふわふわと漂っていることがあります。
「ローレンス」(レア度:★)は、海底スレスレを左方向(←)に、超高速で移動しています。あまりに速いので慌てると撮影タイミングを逃しがちですが、その場で動かず待ってさえいれば、すぐに戻ってきてくれる親切な魚です。
「リボンフィッシュ」(レア度:★)は、左方向(←)に主人公と同速度で移動しています。体表にピンクのリボン模様がいくつかある魚です。
「マポー」(レア度:★)は、海底を極めてゆっくりと移動している、ピンク色の大きなナマコです。
「チギー」(レア度:★)は、海底か洞窟岩盤の上に固着しています。いくつにも分かれた枝の先にピンクの球体をつけている、一見植物のような生物です。
難破船エリアに出現する深海生物
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最後に、「難破船と木のような海底植物がある、切ないミュージックの流れる海域」に出現する深海生物13種について説明します。
「ハクギョ」(レア度:★)は、右方向(→)にゆっくりと移動している、水色の細長い魚です。海底にほど近い高さで泳いでいることが多い印象です。
「コメダワラ」(レア度:★)は、海底を極めてゆっくりと移動しています。ピンクの斑点のある藍色のワラジムシで、難破船周辺にいることが多いです。
「エース」(レア度:★)は、左方向(←)に高速で移動する、藍色の小さな魚です。同方向へ追いかけるよりは反対方向に泳いで迫りましょう。
「パンダコ」(レア度:★★)は、上下にゆっくりと移動します。「パンダ+タコ」な生物です。
「アカザ」(レア度:★)は、左方向(←)にゆっくりと移動する、ピンク色のタツノオトシゴです。たいていは海底近くを泳いでいます。
「シード」(レア度:★)は、右方向(→)に主人公と同速度で移動しています。ピンクの大きなヒレを持つ魚で、数匹で群れていることもあります。
「プラチラム」(レア度:★)は、右方向(→)にゆっくりと移動する、藍色のひらべったい生物です。
「サクラゲ」(レア度:★★)は、上下に極めてゆっくりと移動する、ピンク色のクラゲです。非常に小さいので見落としに注意しましょう。
「アミティ」(レア度:★)は、右方向(→)にゆっくりと移動する、ピンク色の小さな生物です。
「バーナーチ」(レア度:★)は、左方向(←)に主人公と同速度で移動する、水色の大きな魚です。
「ヤママユ」(レア度:★★)は、右方向(→)に主人公と同速度で移動する、特徴的な模様を持つ藍色の大きなサメです。出現率は低めです。
「リー」(レア度:★★★)は、上下にゆっくりと移動する、ピンク色の生物です。最後に撮影しました。このエリアでは最も出現率が低いと思われます。
「オーデンヴァルド」(レア度:★★)は、海底に固着する生物です。足長蜘蛛のような外見をしています。私の確認した限りでは、出現するときは決まって難破船左のくぼみにいました。
*****
海が舞台だったり青を基調にしたゲームだったりが好きなので、『180sDIEving』も楽しくプレイさせていただきました。深海はどれも探索していてワクワクしましたが、なかでも切なげミュージックな深海は雰囲気があって好きでした。
あと、やっぱり深海の生き物がすごく可愛いですね。個人的に見た目が好きなのは、クーロンとファクターとユージェイです。見つけて一番興奮したのは断然シーゲストでした。図鑑でもはみ出るくらいに大きくてキュートです。
プレイしていて、180秒は「もうちょっと見て回りたい」と「それなりに探索できる」のラインを絶妙に攻めた制限時間だなーと思いました。1プレイに強制で区切りがつくので、暇なときに「じゃあもう1回」とプレイしやすいのも良かったです。
また、通常エンディングだったり不穏な図鑑の説明だったり、垣間見える世界設定によって楽しげな深海空間に翳りや奥行きが生まれることも『180sDIEving』の魅力の一つだと思います。海中が青色だけでなくピンク色でも表現されることにより、毒というか刺激を感じられる点もいいですね。
ストーリーとは関係ないですが、「はじめる」を押したとき、タイトルの「g」のクラゲに背景のネコの顔が重なることが印象に残りました。あの世界ではネコは絶滅しているらしいので、海中の生物たちがネコと同じ道を辿ることの暗示なのかな、と(まあたくましく生きているシーキャットを見ても、生物は人災にも適応して生きていけるパワーを秘めているのかもしれませんが)。
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