『やばたにえん酸』 攻略メモ(全員救出前提) ※ネタバレ注意
危機的状況にある8人の少女を救うマルチエンド脱出ゲーム、『やばたにえん酸』で全員救出を目指す攻略記事です。ネタバレが含まれます。開発・販売元はYotalien Games様。公式のリリース告知ページはこちらです。 → ANDROID/IOS向け「やばたにえん酸」がリリースされました
やばたにえん酸
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ちょっぴり酸っぱい脱出惨劇ADV、『やばたにえん酸』。なんとか全エンド回収できました。今回も難しくて面白かったです。
やばたに酸のステージは近未来的なハイテクビルディング。ギミックはさらに洗練されてスケールアップし、女の子たちが痛々しい目に遭う描写もパワーアップしていた印象です。
今回は自分自身のおさらいも兼ねて、今回のステージ(おそらく「アガツマファーマ」)における様々な仕掛けを攻略の流れに沿って振り返りました。全員救出を前提とし、全8階+屋上+地下で構成されるアガツマファーマの全貌をくまなく見ていきます。※最短ステップ攻略を目指すものではありません。
注意点として、以下には4つのエンディングの概要・攻略情報や前作・前々作の内容、公式ツイッターアカウントから発信されたキャラ設定等のネタバレ(画像含む)がガッツリと含まれています。目次の時点でネタバレ満載なので、未見の方はご注意ください。
※追記:『やばたにえん酸』の感想&考察記事(8人のキャラクターと4つのエンディングについて)もアップしました。
≪関連記事:『やばたにえん酸』 キャラクターとエンディングに関する感想&考察 ※ネタバレ注意≫
アガツマファーマをくまなく探索(※全員救出前提)
『やばたにえん酸』のスタート地点は、やばたにえん無印と同じく建物の前。目の前にある鋼鉄の扉はカードキーが無ければ開きません。仕方がないので建物の左側面へ。らせん階段を登り、赤い扉から2階に入ります。
赤い扉から2階に入ってすぐの部屋には、「エンディング:不浄の地」を見る上で重要な装置があります。六角形のくぼみのついたテーブルと、その直上に設置された金属の管です。
テーブルには、建物のどこかに存在する六角形の容器がピッタリとハマります。そして金属の管は、真上の部屋から流れてくる液体をその容器に注ぎ入れるためのものです。ちなみにこの部屋でヒントを見ると、「エンディング:不浄の地」の達成条件が示されます。
2階左の部屋にはこの時点では階段があります。右へ進む前に、いったん3階に登ってみましょう。
やばたにえん酸
3階中央の部屋の床には、くぼみのついた3つの石板があります。これは、5階のケージのロックを解いて「木槌」を手に入れるためのヒントです。5階のケージは棒と石板によって施錠されていますが、その石板の穴がどの位置についているのか(=右の石板を上に、左の石板を下に動かすと穴が一直線になって棒をそこから取り除けること)がわかります。
3階右へ行ってみると、そこにはツボに押し込められた少女が1人。彼女は「レディ」と呼ばれています。今さっき挙げた5階の木槌を使用すると、レディが入っているツボを壊すことができます。今は助けられないので戻りましょう。
今度は3階左へ行ってみましょう。すると、見覚えのある少女が両手を縄で拘束されています。やばたにえん無印に登場したおさげ髪の天才科学者、「アガツマ」です。製薬会社アガツマファーマの創業者の娘である(そしてたぶん今回のステージの所有者でもある)彼女ですが、なぜかバッチリ捕まっています。縄を切る道具さえあれば彼女を助けられそうです。
アガツマの眼前にあるスチールパイプは、ハンドルを回すと前にせり出して彼女の首元に突き刺さります。そして、噴き出した血はパイプを伝って流れ出し、真下に位置する2階左の部屋のテーブルへと落ちていきます。つまり、3階左の部屋でアガツマを刺せば、真下の2階左の部屋で彼女の血が手に入るわけです。このギミックは「エンディング:喰扶持」や「エンディング:不浄の地」を攻略する上で非常に重要になります。
ちなみに、機械のハンドルを回すと奥の鉄板が右にズレて、下から「アガツマの金鍵」が現れます。「アガツマの目の前の機械を作動させると金鍵が1つ手に入る」ということも覚えておきましょう。現状は3階でできることはないため、2階左の部屋に戻ります。
今度は2階中央の部屋へ。ここは何もない空間です。正確には、巨大なジョイントのような装置があります。このジョイントはアガツマファーマのギミックの心臓部分を担っています。このジョイントが伸縮することで、アガツマファーマの中央に位置する部屋は、実に1階分タテに昇降するのです。
スタート時点はジョイントが伸び切っているため、アガツマファーマの中央部分は屋上から1階分突き出た状態です。2階中央の下、つまり1階中央の部屋(カードキーで施錠された部屋)に、ジョイントの伸び縮みを制御する装置があります。この2階中央でできることは何もないため、さっさと通り過ぎましょう。
①食人植物からLADY(レディ)を救う
2階右の部屋にも何もありません(後で奥に階段ができそうだな~ということだけ覚えておく)。そのまま外に出ると、壊れた非常階段と鉢植えがあります。やばたにえん酸攻略の最初のとっかかりになるのがこの鉢植えです。鉢植えを動かして落下させると、以下の2つのことが起こります。
1つ目は、「アガツマの儚鍵」の発見。アガツマファーマにはロックのかかったポイントがいくつもありますが、それらは「アガツマの金鍵」と「アガツマの儚鍵」によって解錠可能です。この2種類の鍵をどのタイミングでどのポイントに使うか、あるいは2種類の鍵をどこでorどうやって手に入れるか……2種類の鍵なくしては先に進めないため、金鍵と儚鍵は文字通り攻略のカギとなる非常に重要なアイテムだと言えます。
鉢植えを落下させると起こる2つ目のことは、食人植物の生長です。鉢植えの落下地点にはスタート時点からドラム缶が転倒していて、缶の中からは怪しげな黄色い液体が流れ出しています。液体には接触した生物をパワーアップ&凶暴化させる作用があるようで、これに触れた鉢植えの植物もみるみるうちに成長し、獲物を求めて3階右の部屋へと伸びていくのです。
先ほど確認した通り、3階右の部屋には身動きの取れないレディがいます。つまり、鉢植えを落とした時点でレディは危機的状況に陥っており、そのままステップが増加すれば窓から入り込んだ食人植物にムシャムシャと食べられてしまいます。
ただし、食人植物の成長はある恩恵をもたらします。それは、伸びた蔓を利用して1階外から2階、さらには4階へと昇っていけるようになること。まずはやってきた道を戻ってらせん階段から地上に降り、建物を回り込んで右側面へ。鉢植えから伸びているツルをタップして、4階へと上がりましょう。
やばたにえん酸
建物右側面から4階に入ると、見覚えのある機械が鎮座しています。そう、『滅やばたにえん』でおなじみだった「ワープ装置」です(もっとも、このワープ装置はアガツマの解釈の下復元されたものであり、ブレア式のものとは仕組みが違うようです)。
対になる7階のワープ装置を起動させると、4階のワープ装置も一緒に起動する仕組みです。かつ、両方のモニタのマーク(周波数)を同一にすることで、ワープ装置同士を繋いで4階と7階を1ステップで行き来できるようになります。
ワープ装置は終盤にタナカを救出する際のファクターとなるギミックです。ただし、この時点では主電源が入っていないせいもあって使用できないのでスルーしましょう。
4階左の部屋へと進むと、見るからにヤバそうな処刑装置に拘束された「ヤガミ」がいます。ここで手持ちの「アガツマの儚鍵」を使えば、彼女の拘束を解いて助けることができます。がしかし、それこそが巧妙な罠。実は、ここでヤガミを救出してしまうとアガツマの儚鍵が足りなくなってのちのち詰みます。この局面ではまだ貴重な儚鍵を使ってはいけないのです。
この場面における正解は、「とりあえず処刑装置を作動させてみる」だったりします。というのも、レーザーカッターでバッサリと顔面を一閃されてもヤガミは落命しないからです(「あれぇ?」)。あまりにも鋭く速く斬られたがために、落語の「首提灯」みたいな現象が発生したのでしょうか。
ともかく、レーザーカッターを作動させることで外への扉が開きます。まだ拘束されているヤガミはいったん放置して外へ出ましょう。
4階の左には、アガツマファーマ内を行き来する上で重要な足となるエレベータがあります。エレベータのロックを外すと、1階と6階に行けるようになります。レディ救出中ということで、まずは6階に急ぎます。
6階に入ると、そこには鍵を鋳造する機械があります。この機械に「金の詰め物」or「アマルガム」をセットし、バッテリーを入れて作動させると、アガツマの金鍵やアガツマの儚鍵を作ることが可能です。実は単純に落ちている鍵だけでは数が足りなくなるため、この鋳造機械で金鍵と儚鍵を1個ずつ作らなければなりません。その際に必要なものは「材料」と「充電済みのバッテリー」。特に後者を手に入れるのはけっこう大変です。
今はレディの救出が先なので鋳造機械はスルーして、6階中央の部屋に入ります。ここには線路とトロッコ、そしてロックのかかったハシゴがあります。
このタイミングでやっておきたいことは2つ。まずは、ハシゴのロックをアガツマの儚鍵で外し、7階へと続くハシゴをかけること。貴重な儚鍵を使うタイミングはここです。2つ目の儚鍵を手に入れるためには、どうしても7階へ行く必要があるからです。
次に、トロッコを動かしてその下にあるカードキーを回収すること。このカードキーは、1階中央の部屋(アガツマファーマの中央部分を昇降させる装置がある)に入る際に必要になります。
そして地味に重要なのは、部屋の右へと消えていったトロッコを追いかけて、元の位置(6階中央)に戻しておくこと。ここでトロッコを中央の部屋に戻すことで、階層が1つズレたときにトロッコを5階へ持っていくことができます。トロッコを右に置いたまま階層をずらしてしまうと、結局また昇降の必要が生じるため二度手間です。トロッコは動かしたらすぐに元の位置に戻しておきましょう。
ハシゴのロック解除→7階へハシゴをかける→トロッコを動かす→カードキーを回収する……までは0ステップで行えます。トロッコを追いかけて右の部屋へ→トロッコを動かす→中央の部屋に戻る……を行うと2ステップを消費します。
鉢植えを落としてから寄り道せずに最短で6階まで来ているのであれば、ここで2ステップを消費してもレディ救出には間に合います。ただ、不安なときはトロッコを元の位置に戻すステップを省いてもいいと思います(レディを助けた後で、再び6階に来てトロッコを直せばよい話なので)。
6階中央の部屋でやるべきことをやったら、ハシゴで5階に下ります。5階に降りたら1つ右へゴー。3つの石板を動かして、ケージの中から「木槌」を取り出しましょう。ヒントは先ほど確認した3階中央(※この時点)の3つの敷石です。真ん中の石板はノータッチで、右を1回、左を3回タップすればOK。
木槌を入手したら、6階に戻って左へ戻り、エレベータに急ぎます。エレベータに乗ったら、単純に来た道を引き返すのではなく、一番下(2階)まで下りましょう。2階に入ったら階段を登って3階へ。3階右の部屋へ進むと、ツボに入ったレディが今にも食人植物に食べられそうになっています。木槌を装備してツボを叩き割ると、見事彼女を救うことができます。
ツボを叩き割ってすぐに助けると、レディは「ありがとうね」と言ってくれます。口の悪いキャラクターが多い中、しっかりとお礼の言えるレディちゃんは燦然と輝いて見えます。ちなみに、ツボを割ってすぐに助けずにステップを経過させると、左のツボの後ろに退避する貴重な姿を見ることができます(この状態でも助けられる)。可哀想だけど可愛い。
レディの正式名称(?)は「グランドレディ」。「やばたにえん唯一の良心」と公式で形容されている彼女は、奉仕活動のためにアガツマファーマにやってきました。
善良な女性であるレディですが、彼女の先祖である「オールドレディ」は、生前のタナカ(とその兄)を謀略によって死に至らしめています。そのため、レディは復活したタナカの憎悪の対象になっているようです。レディに関する「生まれてくる家系を誤った」という説明は、「当人の善性にもかかわらず先祖の成した悪行によって憎まれる」という理不尽な因果を的確に表現していると言えます。
②アガツマの儚鍵を作成しヤガミを解放する
レディを救ったらさっそく1階へ行ってカードキーを使いたいところですが、それをやってしまうとヤガミが命を落とすので要注意。カッターで斬られたヤガミは不思議なことにまだ生きていますが、手足を拘束された状態で激しい振動を与えられると、顔面が剥がれ落ちて死んでしまいます(「ズレとるー!」)。
というわけで、アガツマファーマの中央部分を昇降させる前に4階のヤガミを解放しなければなりません。ヤガミを救うにあたって必要なものは「アガツマの儚鍵」。鋳造して制作する必要がありますが、材料が不足しています。儚鍵の材料を入手するためにまずは7階へ向かいましょう。
やばたにえん酸
エレベータで6階へ向かい、中央の部屋のハシゴを伝って7階へ。この7階には、アガツマファーマ最大の秘密が隠されています。中央の部屋の左右には、巨大な黒いコンピュータのようなものが2つ。それぞれMA、DAと刻印されています。
2つのコンピュータの動力源はどうやら赤い液体のようです。とりわけ左側のMAコンピュータについて、テーブル上の六角形の容器から赤い液体を吸い上げていることをよく覚えておきます。
7階の右端の部屋には、のちにタナカを救う際に必要な「DNA復元試薬」を作るための機械が存在します。ただし、現在は材料も動力源もないため作動できません。この部屋でヒントを見てみると、2つのコンピュータ(MAとDA)を繋ぐことで動力が十分に供給されることが分かります。
続いて7階左端の部屋へ。この部屋が現状の目的地です。注目すべきポイントは2つ。1つ目はアガツマ式ワープ装置です。これは4階右の部屋にあったワープ装置の片割れです。右端のコードを繋いでワープ装置を起動させておきましょう(このとき4階のワープ装置も連動して起動する)。モニタの表示も4枚花弁のマークに変えておきます。
7階左端の部屋における2つ目の注目ポイントは、壁に飾られた「歯科医のペンチ」。これはアガツマの儚鍵の材料を得るために必須の道具です。ペンチを取得したら、部屋を戻って7階から5階まで下ります。
5階に降りたら、右へ右へと進みます。すると、椅子に拘束されている少女(名前は「アクツ」)を発見。まずは奥の机をタップして、「金の詰め物」を取得。これは「アガツマの金鍵」の材料です。続いて、7階から持ってきたペンチをアクツちゃんに使用(ひどい)。口内から「アマルガム」を引き抜きます。このアマルガムは「アガツマの儚鍵」の材料です。2つのアイテムをゲットしたら、アクツはとりあえず放置して戻ります(ひどい)。
今度は寄り道して5階左の部屋へ。ここにはエレベータのレールを制御する機械があります。トロッコの線路もあるため、ここにトロッコをもってきて繋いで引っ張るんだろうな~となんとなく思っておきます。また、部屋の奥にはおなじみの「バッテリー」が置かれています。取得しておきましょう(これでアイテム欄は一杯になるはず)。
材料とバッテリーを入手したので、6階に戻っていよいよ鍵を鋳造します。ここで重要なのは、金鍵と儚鍵のどちらを優先して作るかということ。ヤガミを助けることが喫緊の課題なので、まずはアガツマの儚鍵の方を先に作りましょう。
アマルガムとバッテリーを所定の位置にセットし機械を起動(一度セットした材料は取り戻せないので、うっかりミスに注意)。これにて2つ目の「アガツマの儚鍵」をゲットできますが、バッテリーの残量はゼロになります。
必須ではないですが、アイテム欄をスッキリさせるために、ここで金の詰め物を鋳造機械にセットしておくことをオススメします。機械にセットしている限り消えてなくなることはありません。また、バッテリーは別の場所で充電しなければならないので再び手持ちに加えておきましょう。
6階を出てエレベータに乗り4階へ。ヤガミを解放しましょう。「顔面ヤバくない?」と言われますが、実際のところ振動が加わると剥がれ落ちる程度には(ヤガミの)顔面はヤバイ状態です。どうして生きていられるのか不思議で仕方がない(ちなみに、解放さえすれば助けなくても振動で死ぬことはない様子。たぶんグラグラしたときに顔を手で押さえられるかどうかが重要なのでしょう)。
また、ヤガミは「エンディング:化」を攻略するにあたって重要なキャラクターです。同エンディングの必須条件の1つは、「ヤガミの顔面が剥がれ落ちること」です。
ヤガミこと「八神恭子」は新進気鋭のアイドルですが、学業とレッスンに忙殺されて重い不眠症をわずらっています。アガツマはそんな彼女に違法な不眠治療薬を提供しました。ヤガミはその薬がどうしても手放せず、アガツマと交流を続けている様子。
やばたにえん無印でヤガミは爆睡していましたが、あの深い眠りはアガツマの与えた薬あってこそのものだったようです(薬で眠っている状態であっても、電話の音を聞くとすぐさま飛び起きてしまうところがまた悲しい)。
③昇降装置を停止させて屋上へ
ヤガミを助けたので、地上に戻って1階中央に向かいます。カードキーで扉を解錠し、部屋の中へ。先述した通り、ここにはアガツマファーマのギミックのキモとなる巨大な昇降装置があります。
現在電力が供給されているようなので、右下のプラグを抜いてみましょう。電力が流れなくなり、伸びきっていたジョイントが縮んでガッチャンと下りてきます。これにより、アガツマファーマの中央部分は1階ぶん下に移動しました。このギミック、スケールが大きくてワクワクします。
まずは変化を確かめるべく2階へ。六角形テーブルの部屋には3階に続く階段があったはずですが、中央部分が1階分下がったことによって階段が消失しています(3階に上りたい場合は2階右の部屋から)。その代わりに、2階中央の部屋に1階左の部屋に続く階段が出現しています。
早速階段を下りてみると、そこにはそっくりな容姿の少女が3人。このうち2体は人形です。ひとまずコンテナの上の「気付け薬」を取得。適当な少女に使ってみましょう。ハズレの場合は何も反応せず、アタリの場合は「ふわ~ぁ」と覚醒します(声がめっちゃカワイイ)。
ただし、アタリを引いた場合でもこの時点で救出してはいけません。終盤のロケット実験において1人(1体)の犠牲を要求されるからです。よって、人間のカナモリではなく必ず人形の方を助けることが重要。また、外から部屋に出入りできるように扉のかんぬきを外しておきます。
続いてエレベータで4階へ。このタイミングで4階右の部屋のワープ装置のモニタをいじり、4枚花弁のマークに変えておきましょう。先ほど7階左の部屋のワープ装置を起動させたことがここで生きてきます。アガツマファーマの中央部分を下げるとハシゴで7階に行けなくなりますが、ワープ装置を使えば4階から一飛びにアクセス可能です。
ためしに一度7階にワープしてみましょう。7階では相変わらず2つのコンピュータが駆動していますが、中央部分を1階分下げたことによって、その間に金鍵を嵌められそうなジョイントケーブルが出現しています。ここで金鍵を使用するとジョイントが伸び、MAコンピュータとDAコンピュータがガッチリと繋がれます。タナカを救う試薬を作る際には、2つのコンピュータを繋ぐ必要があることは先にも述べました。今は金鍵もなく何もできないので、ワープ装置を使って4階に戻ります。
4階中央のハシゴから5階へ。昇降以前にトロッコを中央に戻しておいた場合、5階中央にトロッコが出現しています。ここでトロッコを押して左の部屋へゴー。再びトロッコのスイッチを押すと、トロッコに接合されたエレベータのレール制御装置が駆動し、エレベータが新しい場所(屋上)に向かうようになります。
特に用事はないですが、6階にも上がっておきましょう。6階左の部屋には、先ほど金の詰め物をセットした鋳造機械があります。そして6階右の部屋は吹き抜けのようになっていて、壁にハサミが突き刺さっています。3階右の部屋に縄で拘束されているアガツマを助けるには、このハサミを入手する必要があります(ハサミには他にも使い道あり)。
ただし、たとえば壁際の小箱に入っている「手垢だらけのゴム毬」を使ってハサミを落としてみると、直下で椅子に拘束されている女の子(アクツ)に直撃してしまいます。もちろんハサミはいずれ落とす必要があるのですが、下の部屋でなんらかの対策を講じなければアクツを救えない……ということは覚えておきましょう。
また、「手垢だらけのゴム毬」は実は重要なアイテムです。「エンディング:喰扶持」を見るには、使用後にこのゴム毬を元通り小箱に入れておく必要があります。6階右の吹き抜けの部屋でヒントを見ると、「エンディング:喰扶持」の攻略条件を確認可能です。
来た道を戻って6階から外に出ましょう。エレベータがはせ参じるので、乗り込んで下へ。先ほどレール制御装置を動かしたので、新しいルートができています。左へ向かうとアガツマファーマの屋上に到達できます(高さ的には9階相当)。屋上から8階に降りることもできます(※7階から8階に上る道はない)。
屋上は構造が少し複雑なので見回ってみます。まず、エレベータで到着してすぐのところにある階段を下ります。8階の左部分ですね。ここにはハサミをはめ込む仕掛けがあります。先ほど6階左の部屋で確認したハサミをここにはめると、屋上中央のルーフが一部開きます。今はスルーでOK。
そのまま右へ進むと、怪しげなカーテン。中には鎖で繋がれた女性がいます。彼女はヤガミの先輩アイドルである「ウツノミヤ」です。チェーンカッターがあれば彼女の鎖を切ることができます。ただし、頭上のシャワーに注目。何らかの仕掛けを作動させればヤバイ液体が流れ出して宇都宮に降りかかるだろうことは、コーラを飲んだらゲップが出るっていうくらい確実です。
やばたにえん酸
引き返して屋上に戻りましょう。今度は屋上を右へと進みます。すぐに見つかるのは、バッテリーをはめ込めそうな装置。これはバッテリーの充電装置です。ただし嵌めればすぐさま充電されるわけではありません。とりあえず、バッテリーをポチッとセットしておきます。
さらに右へ。すると、泡立つ黄色い液体のプールがあります。やばたにえん酸を象徴するかもしれない酸のプールです。中にはアガツマの金鍵が沈んでいるものの、今は取れません。何かをはめ込めそうな赤いケーブルと、触ったらヤバイことが発生しそうなハンドルもチェック。ちなみに、この酸のプールの真下に鎖で繋がれているのがウツノミヤさんです。
酸のプールを確認したらまた右へ。アガツマファーマの中央部分の最上階です。ルーフが一部開いています。ルーフは8階でハサミやチェーンカッターを嵌めたり外したりすることで開閉する仕組みになっています。ひとまずはスルー。
やばたにえん酸
中央から屋上の右エリアへ進むと、黒い太陽光パネルがあります。このパネルはコードが未接続なので作動していません(かつ、ゲーム中に作動させる機会もない)。このパネルは、「遮光シート」を置いておくためだけに存在するものです。遮光シートはもっと後で使用するので、今は存在だけチェックしておきます。
1つ右へ進むと、ケーブルが右上から左下へと繋がっています。ケーブルとケーブルを繋ぐ光るアガツマのエンブレムは、電力が供給されていることを示しています。このゾーンのさらに右にあるのは、作動中の太陽光パネル。そして左下のケーブルは、建物の右側面を伝って地上まで降り、1階中央の部屋へと続いています。
つまり、アガツマファーマの中央部分を昇降させる巨大機械の電力は、屋上の太陽光パネル1枚によって賄われているわけです(この世界の太陽パワーが強すぎるのかパネルの性能が異次元なのか)。したがって、たとえば先ほど見つけた遮光シートで作動中の太陽光パネルを覆うと、電力が絶たれてケーブルの接続状況にかかわらず中央部分が昇降しなくなります。これは非常に重要なギミックなので念頭に置いておきましょう。
続いて、太陽光パネルゾーンから階段を降りてみます。ここは8階の右部分に当たります。パッと目につくのは、 ロックのかかったチェーンカッター。これはウツノミヤを助けるにあたって必要になります。ロックは金鍵を使えば解錠できそうです。
さらに左へ向かうと、すごく見覚えのある装置の中にぐったりとした様子のタナカが入っています。やばたに無印のゾンビを知っている方には、ガラスの向こうにいるタナカがどういう状態になっているのか一目瞭然のはず。とりあえずは放置して屋上に戻ります。
④アガツマ or ウツノミヤ?――やばたにえんな二者択一
やばたにえん酸
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さて、ここからの攻略の流れですが、実はこの地点から最大3つのエンディングに分岐可能です。鍵を握るのは、鎖で繋がれているウツノミヤと縄で拘束されているアガツマ。2人をどのような状態で助けるかということが、各エンディングを攻略する上で非常に重要になってきます。
ポイントとして、ウツノミヤとアガツマは、死に至るギミックを作動させてもすぐには落命しません。ただしギミックを作動させたが最後、2人とも深刻な傷を負ってしまう(酸で顔が溶けるor激しく出血する)ため、後で救出できたとしても健康な状態には戻れません。
そして全員救出を前提としたとき、ウツノミヤを傷つけることなく助けるにはアガツマの血を流す必要があり、逆にアガツマを傷つけずに救出するにはウツノミヤの顔を溶かす必要があるのです。2人同時に無傷で助けることは(たぶん)できません*。なんともやばたにえんな分岐です。
*全員救出を前提にしない場合、アガツマとウツノミヤの両者を無傷で助けることは可能です。たとえば、ヤガミを犠牲にする(=儚鍵を1個節約する)とバッテリーを充電する以前に金鍵を1個キープしておけるので、金鍵でチェーンカッター取得→ウツノミヤさん救出→酸を流してバッテリー充電→アガツマの儚鍵を鋳造→アクツ救出→鋏を落として取得→アガツマの拘束を解く……といった感じに、2人をいたずらに傷つけることなく助けられます。
ただし、2人の無傷救出を目指すと漏れなくヤガミが犠牲になるため、どのエンディングにも至れずにゲームオーバーになります。ヤガミの顔を斬らなければ儚鍵が1つ不足する、ヤガミに儚鍵を使用しなければ(昇降装置を動かす関係上)確定で命を落とす……等、序盤でのヤガミの扱いが攻略にゴリゴリ絡んでくるのが面白いですね。
今回は、ウツノミヤさんを犠牲にするルートで考えてみます。まずは屋上の酸のプールへ。ハンドルを回すとプール前部が開き、酸が下へと流れ出します。つまりウツノミヤの頭上に酸が降り注いでいる状態なので、このままステップを重ねると彼女は死に至ります。
逆算して考えていきましょう。ウツノミヤを救うにはチェーンカッターが必要です。チェーンカッターを手に入れるためには金鍵が1つ必要です。(アガツマを傷つけることなく)金鍵を手に入れるには、鋳造機械を動かして金の詰め物から金鍵を作るほかありません。そして機械を動かすためには、「電力1」状態のバッテリーが必要です。
というわけで、酸のプールを利用してバッテリーを充電→6階の鋳造機械で金鍵を作る→屋上右端から8階に下りてチェーンカッターを回収→屋上左端まで戻って8階に下りてウツノミヤの鎖を切る……と、エレベータも駆使しつつ屋上を往復する必要があります。
この工程において最も重要なのは、バッテリーの充電です。実は、バッテリーを使用する場面は鍵の鋳造だけではありません。5階右に拘束されているアクツを助ける際にも「電力2」状態のバッテリーが必要になります。しかし酸がなくなれば当然充電はできないわけで、最悪詰みかねません。したがって、ウツノミヤを救う過程で屋上の充電コーナーを行き来する際に、タイミングよくバッテリーを嵌めたり外したりする必要があります。
以上のことを確認した上で、ウツノミヤ救出作戦を開始します。先ほど酸のプールのハンドルを回しましたが、プールの前面が開いて「銅板」が現れます。これを取得し、移動せずにプール内の赤いケーブル先端にはめ込みます。すると、ボルタ電池の要領で電気が発生。ここで左へ移動すると、バッテリーが充電されて「電力1」状態になっています。このバッテリーを回収し、左へ進んでエレベータに乗り、6階へ進みましょう。道を間違えないように注意します。
6階に入ってすぐの鋳造機械にバッテリーをセット。アガツマの金鍵を生成します。金鍵を取得するとともに、再び電力ゼロになったバッテリーも忘れずに回収しておきましょう。
部屋を出てエレベータに乗り、屋上に戻ります。チェーンカッターを入手するべく屋上右端を経由して8階右を目指しますが、ここで重要なのは、充電コーナーに差し掛かった際にバッテリーをはめ込んでおくこと。まだ酸は残っているため、このタイミングでバッテリーを嵌めるとマックスまで充電することが可能です。
バッテリーを嵌めたらひたすら右へ。階段を下ってアガツマの金鍵でロックを外し、チェーンカッターを取得します。タップミスに気をつけて道を戻りましょう。充電コーナーに差し掛かるとバッテリーが「電力3」状態になっているので、回収しておきます。左端まで戻ったら、階段を降りて8階へ。ウツノミヤさんの鎖をチェーンカッターで切ると、ギリギリの状態ですが救出できるようになります。「お化粧……しなきゃ」が悲しい。
ちなみに、「ウツノミヤを酸状態で助けること」は「エンディング:化」の必須条件の1つです。ウツノミヤさんが拘束されている部屋のヒント情報によれば、「エンディング:化」の条件は3つ。ヤガミの顔面ズレによる落命、ウツノミヤさんの顔面溶け、そして天才科学者アガツマの無傷での生還です。序盤にヤガミを救った時点で「エンディング:化」のフラグは折れるので注意しましょう。
ウツノミヤを救ったら、お役御免のチェーンカッターを8階右の部屋に戻しておきましょう(これにより、屋上中央のルーフが再び一部開きます)。また、酸が流れ切った後であれば、プールに沈んでいたアガツマの金鍵を取得することができます。
ウツノミヤこと「宇都宮桂子」は、ヤガミの先輩アイドルです。ヤガミの身を案じてアガツマファーマまでついてきました。ステージを前に緊張するヤガミを励ますなど良い先輩ですが、ブレイクスルーした後輩を内心ねたんでもいる様子。「エンディング:化」は、そんなウツノミヤの心の闇にフィーチャーした結末だと言えるのかもしれません。
⑤6階吹き抜けの壁に刺さっている鋏を回収
次は使いどころの多い「鋏」を取得しに行きます。エレベータで6階に移動し、中央のハシゴから5階へ下り、右端の部屋へ。さっき詰め物を引っこ抜いたせいかアクツはまだ気を失っています。
ところで、アクツの背後には大きなコイルのようなものが並んでいます。ここでヒントを確認するとわかりますが、電力2のバッテリーをはめ込むことでコイルに電力が流れ、その周囲に強力な磁力が働くようです。磁力が発生している状態であれば、真上からハサミを落としたとしてもコイルの方に引き寄せられ、アクツには当たりません。先ほど鋳造機械からバッテリーを回収して充電し直したのは、ここで使用するためです。
さっそくバッテリーをはめ込んでハサミ回収作戦スタート。といっても、今いる5階右の部屋からハシゴで6階に上がり、ゴム毬でハサミを落としてまた戻ってくるだけです。磁力が発生していない場合はハサミを落とした時点で断末魔が響き渡りますが、磁力が働いている場合はノープロブレム。
注意点として、バッテリーをはめたままステップを無駄に消費すると、すぐに電力がなくなってしまいます。6階に行ったときにはすでに電流が流れておらず、アクツの脳天にハサミが直撃……なんて事態にもなりかねない(※経験談)ので、最小限の移動でハサミを落としに行きましょう。
無事にハサミを落として戻ってくると、ハサミがピタリとコイルにひっついています。「鋏」を取得しましょう(ちなみに、先にバッテリーを抜くと鋏はガチャンと落下します)。
ゴム毬は「エンディング:喰扶持」を攻略する際の必須アイテムですが、今は関係ないので放っておきます。バッテリーももう使わないので放置でOK。アクツについても、アガツマの儚鍵が不足しているためとりあえずは放置しましょう(放置放置で申し訳ない)。
さて、ようやく手に入れたハサミですが、使い道は2つほどあります。1つ目の使い道は、アガツマを拘束している縄を切る。2つ目の使い道は、ウツノミヤが捕まっていた部屋の隣の装置にはめ込み、屋上中央のルーフを完全に開ける。2つ目の使い道はロケットを発射する際に必須です。
再確認ですが、ウツノミヤの顔を酸で溶かした時点で到達できるエンドは2通りに絞られました。すなわち、全員救出&アガツマ無傷の「エンディング:夢マ」と、ヤガミ・アガツマ・タナカ・カコ救出&アガツマ失血&ワープ装置起動の「エンディング:不浄の地」の2通りです(「エンディング:喰扶持」はウツノミヤ無傷&アガツマ失血が条件なので、この時点では分岐不可能)。
「エンディング:夢マ」を狙う場合は、この段階でハサミを使ってアガツマを助けてもオッケーです。その際、縄を切ってから機械を作動させてアガツマの金鍵を回収しておきましょう(縄を切っただけでアガツマを放置していると、機械がせり出したときに慌ててしゃがみ込みます。kawaii)。
一方「エンディング:不浄の地」を狙うなら、この段階ではまだアガツマにタッチせず、タナカ救出を優先します。
⑥ゾンビタナカをヒトに戻す(※参考:ワープ装置と赤い液体)
続いて、やばたにえん酸における最難関かもしれないタナカ救出パートです。なぜ難しいのかと言えば、ゾンビと化して勝手にふらふらと歩いて身投げしてしまうタナカをどう止めればいいのかサッパリ分からないからです(公式ツイアカの画像を見るに、タナカは足を治療してもらった代償としてアガツマの実験の被験者にされたようです)。
結論から言えば、「DNA復元試薬」をゾンビタナカに用いるとヒトに戻ります。そして試薬を取得するには、「試薬開発データ」を持って7階に行き、MAコンピュータとDAコンピュータを繋いで試薬を作らなければなりません。
この過程で必要になるものは、2つのコンピュータを結合する際に使う金鍵1つと、作動済みのワープ装置です。
先述通り、この時点ではアガツマファーマの中央部分は下に降りています。ゆえにハシゴで6階から7階へ行くことができません。だからこそ、中央部分が上がっているときに7階に入り、ワープ装置を作動させて周波数を合わせておいたことが生きてきます。つまり、タナカを救う試薬を手に入れる際には4階のワープ装置を使って7階に飛ぶことになります。
だいたいの手順を確認したところで、8階にいるタナカのところへ向かいます。レバーを引くとガラス壁が消えてタナカが出てきます(ゲロイム!)。タナカの背後に「試薬開発データ」があるので回収し、屋上を戻ってエレベータに乗り、4階へ行きましょう(レールの分岐点で間違えないように注意)。4階に入ったら右へと進み、ワープ装置を使って7階へジャンプします。
7階中央のジョイント部分にアガツマの金鍵を使用すると、2つのコンピュータがケーブルで結ばれ、赤い液体がケーブルを通っていきます。これにて準備は完了。一番右の部屋へ行き、巨大な機械に試薬開発データをセットし、右のスイッチを6回押すと、「DNA復元試薬」を取得することができます。あとは道を間違えないように、7階ワープ装置→4階ワープ装置→エレベータで屋上へ→屋上右手へ……と戻って行けばOK。
ただし、7階を戻る際に注目したいポイントが1つあります。それは、ワープ装置の横に位置するMAコンピュータです。試薬を作ってからMAコンピュータを確認すると、停止していることが分かります。赤い液体が溜まっていた六角形の容器は空っぽ。どうやら試薬を作る際に動力源となる赤い液体を使い果たしてしまい、作動しなくなっているようです。
このMAコンピュータは、「エンディング:不浄の地」を見る上で非常に重要な役割を果たします。ワープ装置は本来、赤い液体のなくなったMAコンピュータが活動を停止し、さらにロケット発射後に7階中央部分が消失する(=MAコンピュータとDAコンピュータとの接続が断たれる)と使えなくなります。
しかし、空っぽになった六角形の装置を再び「赤い液体」で満たし、MAコンピュータに吸わせて動力源を確保しておけば、ロケット発射後もワープ装置を使えるのです。そして、ヤガミ・タナカ・アガツマ・カコの4人を救出した時点で、4階のワープ装置からある因縁の場所に飛べるようになります。
やばたにえん酸
その「赤い液体」の入手方法ですが、「タナカ救出後~ロケット発射前」のタイミングでアガツマを出血させましょう。
具体的には、7階から持ってきた「清潔な桶」を2階左の部屋のテーブルにセットして、真上の3階でアガツマを刺します。アガツマの血はパイプを伝ってしたたり落ち、テーブル上の清潔な桶を満たします(ちなみに、テーブルが血で汚れた後だと清潔な桶を設置できないので注意)。
血の溜まった桶(「関係者の血」)を回収したら、鋏でアガツマの拘束を解いて救出しましょう。あとは「関係者の血」を7階のMAコンピュータに吸わせ、ロケット発射→カコ救出後に4階のワープ装置を確認すればOKです。
タナカ救出に話を戻します。まっすぐに7階から屋上へと戻ってくると、屋上右端にゾンビタナカの姿があります。今にも身を投げそうな彼女にDNA復元試薬を使用すると、タナカは無事にヒトに戻ります。救出完了です(ゲロリ!)。
⑦昇降装置と太陽光パネルを利用しロケットを発射する
最難関のタナカ救出を終えて、ここからは攻略のクライマックスです。アガツマファーマの昇降装置を利用してロケットを発射します。
注意点として、ロケットを飛ばす前に屋上中央のルーフを完全に開けておきましょう。つまり、8階の右手にチェーンカッターを、8階の左手に鋏をそれぞれ嵌めておきます。
先ほど確認した通り、昇降装置に電力を供給しているのは屋上右端の太陽光パネルです。まずはこのパネルに遮光シートをかぶせます。その状態で1階中央の部屋へ向かい、外れているケーブルをカチッと繋ぎましょう。本来ならこの時点でゴゴゴゴゴと昇降装置が上昇するはずですが、先ほど太陽光パネルに遮光シートをかぶせたため、電力が流れず作動しません。作動しないことを確認したら、再び屋上へと戻りましょう。
どうしてこんなややこしい手順を踏むのかと言えば、ロケットを発射するには8階中央の部屋に入る必要があります。ただ、8階の右手や左手からは8階中央に行けません。中央部分が1階分上昇している状態で、9階相当の屋上、それも右手から階段を降りないと8階中央には行けないからです。
しかし、単純に地上1階で中央部分を上昇させて屋上に戻ってきても、肝心の屋上右手に行くことはできません。屋上の中央が大きくせり上がっていて通行できないからです。
中央部分を上昇させたい。でも、1階のケーブルを利用して上昇させると、屋上右手に行くことができない。このジレンマを解決する方法はただ1つ。太陽光パネルに遮光シートをかぶせて電力を断つことです。
つまり、電力が流れていない状態でケーブルを繋いで戻ってくれば、当然中央部分はせり上がっていないため、屋上中央を通行することができるのです。その後、屋上右手に入ってからパネル上の遮光シートを取り除けばOK。電力が再び昇降装置に供給され、中央部分がゴゴゴゴゴと上昇して、8階中央の部屋に入れるようになります。
やばたにえん酸
さて、いよいよロケットを飛ばすわけですが、発射の際にはなぜか人身御供が必要です。そして、このロケットは確定で墜落します。したがって生身の人間を指名するのは避けたいところです。
この局面で生きるのが、序盤で回収しておいたK-16の人形です(あの段階で人間のカナモリを救出しなかった理由はここにあります)。人形をロケットに(文字通り)放り込み、ロケットを発射しましょう。ロケットの下に隠れている「アガツマの儚鍵」を忘れずに回収し、ひとまず屋上へと戻ります。
屋上をうろうろとしていると、すぐにロケットが落ちてきます。墜落によってアガツマファーマの中央部分は大きく損傷。具体的には、1階分上昇していた中央が2階分下に沈んでしまいます。屋上は中央部がへこんでしまって通行不可になり、8階は逆に右手と左手が繋がって通行できるようになります。また、ロケットの墜落時点で7階のMAコンピュータとDAコンピュータの接続は断たれます。
⑧アクツ・カコ・カナモリを救出しトロッコで脱出
ロケットの発射によってアガツマの儚鍵が手に入ったので、まずはエレベータで4階へ。中央のハシゴから5階へ上がり、拘束されたままだったアクツを救出しましょう。「ちょっと漏らした」そうです。そりゃそうだ。 椅子の座面にシミができているのが芸コマというかなんというか。
アクツの本名は「飽津ルミ」だそうです。ツボに入っていたグランドレディのお友達ですが、実はフリをしているだけ。善良なレディが失態をしでかす様を激写したいがためにアガツマファーマまでついてきたそうです。意地悪な動機ですが、その代償が拘束&強制抜歯×2回&おもらしとなるとフツーに可哀想ですね。
アクツを救ったら、今度は2階へ下りましょう。ロケットの墜落により中央の部屋に1階右の部屋に続く階段ができています。部屋にはロックのかかった「釘ぬき」があるので、アガツマの金鍵(このタイミングならアガツマ救出の際に手に入るものとか)で解錠して取得しましょう。
釘ぬきをゲットしたら、建物1階外の左端へゴー。釘を抜いて鉄板を外し、地下に下ります。ここにはトロッコのレールが敷かれていて、そのちょうど真ん中に無印や滅でお馴染みの「カコ」がぐーすかと寝ています。ここで助けておかないとカコは確定でトロッコに轢かれてしまうので、忘れずに救出しておきましょう。セリフ発生(「めんどくせーなぁもう」)のタイミングが他の子とズレているのがちょっと意味深です。
最後に、謎多きお団子娘のカナモリちゃんを助けます(最初の気付け薬でカナモリを特定できていない場合は、地下の脱出トロッコの右に予備の気付け薬があるのでそれを使用)。「おうちに帰りたいの」がソーキュート。やばたに酸で一番好きなボイスかもしれません。
めでたく全員を救ったら、1階中央の部屋へ。昇降装置はすでに跡形も無く、地下への階段が出現しています。地下には脱出トロッコがあるので、いざ脱出しましょう。ここまでの流れでは「ウツノミヤ酸&アガツマ無傷」を想定しているので、この状態で脱出すると「エンディング:夢マ」になります。
ちなみに、トロッコで脱出するエンディングは3通りです。「エンディング:不浄の地」は、4階のワープ装置を使って建物の外へ飛んだ場合のエンドです。
*****長々と書きましたが、おかげであれだけ難しかったやばたにえん酸をサクサクと攻略できるようになりました(それでもウツノミヤ救出とかタナカ救出に臨むときはドキドキする)。これだけ複雑なギミックを組み合わせつつエンディングのフラグ調整もこなしてみせる制作者様は本当にスゴイと思います。
ちょっと長くなったので、エンディングとキャラクターに関する感想は次回の記事に書きます。更新したら追記します。
※更新しました! → 『やばたにえん酸』 キャラクターとエンディングに関する感想&考察 ※ネタバレ注意
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